「Automonus」としての活動開始、また第一作目「Distorting」のリリースおめでとうございます。
まずはメンバー皆様の自己紹介をお願いします。
正規メンバーとしては私Kaz Nakamuraのみでございます。
プロジェクト始動の経緯を教えてください。
元々バンドとして4年ほど活動してきましたが去年ぐらいから音楽に対するモチベーションが下がり、前のバンドを脱退した際に音楽から足を洗おうとしてました。
しかしCOVID-19の世の中で自分自身見つめ直す時間をつくったところ、曲がたくさんできたり、周りからの後押しで本格的にまた音楽を始めようと今年の2月ぐらいに決心しました。
バンドとしてではなくプロジェクトとしての活動にした意図があればお聞かせください。
バンドとしての活動は前のバンドで出し切ったのと同時に自分のアイデンティティをもっと出したいなと思ったところ、このような形になりました。
また、メンバーが自分しかいないのも曲によってボーカリスト、楽器陣を変えたりなどで作曲の幅もさらに広げたいと思ったからです。
Kaz Nakamuraさんの音楽的なバックグラウンドはなんですか?
このようなヘヴィな音楽を聴き始めたのは、高校生の頃、知人にHER NAME IN BLOODやALTEMAを勧められて聴き始めました。
国産バンドからジャンル入るのも今思うと珍しいなと思いました。
そこから掘り下げて洋楽のバンドも聴き始めたところですね。
現在だとERRA, Architects, Elitists, LANDMVRKSに影響受けてますね。
同シーンのバンドの中で、差別化できている強みはなんですか?
なんだろう。固定メンバーがいないことですかね?(笑)
それによってマーケティング方法やアレンジなど全て自分で管理して動けるので何かを発信したいって思った時はすぐに行動できることが大きいかと思います。(今回でいう始動の決断からリリースまで4ヶ月ほど)
楽曲制作で重視していることはなんですか?
個人的な好みなんですけど、ボーカルワークにおいてシャウトとメロディが4:6ぐらいが心地よくて、勢いも大事ですが、緩急を大きくつけることを意識してます。
あとはフィーリングで有無で決めることが多いですね。
楽曲制作のプロセスを教えてください。
基本的には2パターンでリフ、コードなどのオケから作るパターンと歌メロから作るパターンですね。
今回のパターンだと1曲目が前者で2曲目が後者にあたります。
そこから歌詞を作り、ボーカル陣にアレンジを投げて、いつもEditをお願いしてるエンジニアと一緒にアレンジやレコーディングをします。
バンドとして、現在の音楽性に行きつくまでの過程を教えてください。
元々ヘヴィな音楽が好きで、最初は前のバンドの延長線上の曲を書こうと意識してました。
今回参加してもらった女性ボーカリストさんから歌ってみたデモを聞いてみたところ、すごく和製な感じでアニメのオープニングぽい仕上がりになって、想定外だったのですが面白いなと思いまして、自分の中では”Animetalcore”(アニメタルコア)という造語を作りそれを意識して今回制作に臨みました。
「Distorting」についての解説をお願いいたします。
作品のテーマや、制作中での印象的だったことなどあれば教えてください。
まずはシングルを作ろう!という意識は元々なく、このCOVID-19の1年間趣味で作ってたリフや曲が10曲ほどありましてそこからキャッチーな曲を2曲選曲して制作に入りました。
もともと1曲目のデモはドロップG#チューニングで制作していたのですが、ボーカルのキーが低いとのエンジニアの指摘があり、全曲ドロップA#チューニングで制作しています。
2月ぐらいにボーカルの募集やオーディションを行い、当初は男性ボーカルのみの採用予定だったのですが、男女問わずだったので、今回採用させてもらった女性ボーカルのデモ聞いたときに衝撃が走り、ツインボーカルで行うことになりました。
3月からアレンジとレコーディングの作業をして、4月にボーカルのレコーディング、と言う流れでした。
ディレクションもやったのですが、円滑に進めることができて思ったより早く終われたのには驚きました。
Alternations、C-GATE、Surrounding Studiosなど、メタルコアシーンの中核の方々も携わっていますね。こちらはどのような経緯で依頼されたのでしょうか?
Alternationsのギター2人に関してはアートワークやレコーディングのエディットをお願いしました。
今回早めのスパンでリリースしたかったので円滑できる知人としてオファーし、同様にHiroki(C-GATE)に関してもドラムのアレンジャーの才能は個人的にピカイチだと思ったのでお願いしました。
ミックスマスタリングに関してもSurrounding Studioにお願いしました。
というのもバンド脱退する前にコンタクトを取っていたので、そこからの繋がりですね。
プロジェクトとして、今後の活動の方向性を教えてください。
年内にシングルかアルバムかは未定ですがもう1作品出したいなと思っています。ライブに関しては未定です。
現在活動されている、またはする予定のシーンについて、意識されている課題はありますか?
ライブをやっていた時は若手メタルコア勢に負けない精神で活動してきたのですが、Animetalcoreを名乗っているので、タイアップ狙いたいですね。
メンバー皆様のこのプロジェクトとして実現したい夢を教えてください。
タイアップもそうですが、前提としてライブもいつか必ずやりたいなと思いますね。
オフの日などで、音楽以外にハマっていることを教えてください。またそれらは音楽活動に影響を与えたりしますか?
映画を最近また沢山観るようになりました。
ありがたいことに安価でサブスクで沢山みれること、これは音楽も同様にここ数年でサブスク配信のプッシュやリスナーも増えだと思います。
その反面、どちらにもいえるのですが昔に比べて価値が下がってきているということ。というのは映画も10秒スキップ、倍速で見たりとか、音楽も曲単位で1コーラスしか聴かないとか手軽にできると言う面ではメリットでもあり、中身のメッセージ性やクリエイターが感じ取って欲しい部分が全て感じとれなくなっている現状もおきていて、デメリットだと感じました。
時代の流れについていくことももちろんですが、消化しないコンテンツを作る事も大事だと思ってるので、今でも楽曲制作で意識してます。
読者へのアピールやメッセージをお願いします。
MVや配信を聴いたあと、必ずアクションしてほしいです。クリエイターとして、曲の出来がいい悪い限らずリスナーの声が制作に繋がるので、是非再生したら発信してほしいです。
ありがとうございました。
▼1st Single “DISTORTING”
01. DISTORTING
02. notes
Lyric,Songs,Produced by Kaz Nakamura
2021.06.16 MV公開予定
2021.06.18 配信開始
Artwork:mauists(Alternations)
Rec Enginner:Harada (Alternations)
Mixed & Mastered:Surrounding Studios
Drum Arranged:Hiroki Oono(C-GATE)
▼SNS情報
Automonus:https://twitter.com/automonus_info
Kaz Nakamura:https://twitter.com/0616_kaz