はるまきごはんが新曲「第三の心臓」を公開した。
今作もスタジオごはんで制作されたＭＶで、
意味深かつ切なげな人間ドラマが俯瞰的に、抽象的に描かれている。
「再会」、「約束」、「ふたりの」などの名作から、さらに進化した映像となっており、
明言はされていないが3Dモデリングも使われたり、表現力のみでなくそれを後押しするツール面でも進化を続けていることをうかがわせる。
はるまきごはん氏の作品は、
「非現実を夢見つつも現実で過ごさなければならない」といったテーマを彷彿とさせる作品がある印象だが、
今作も「学生」「通学路」「桜並木」など日常に寄り添うモチーフや情景を軸としつつ、
斜に構えたような主人公が謎めいた少女と時間を共にする様が描かれている。
この少女はどういった存在なのか。
同級生？親友？
筆者としては、この主人公自身のもう一つの姿なのではないかと思う。
斜に構えた様子の彼女自身が「理想の自分」であり、
本来そうあるべき「理想の自分」から、不服ながら社会に迎合している「現状の自分」のメタファーとして登場させているのではないか。
はるまきごはんワールドに現れた二人の新しい登場人物。
今後もますます目が離せない。
▼はるまきごはん
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