One Eye Closed

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メンバー皆様の自己紹介をお願いします。

Vo. REI:
ボーカル担当のREI (レイ)です。よろしくお願いします!

Ba. Yasu:
ベース担当のヤスです。インタビューは慣れてませんが頑張ります。

Dr. Kay:
ドラム担当のKay(ケイ)です。よろしくお願いします。

Gt. none:
ギター担当のnone(のん)です。取り上げていただきありがとうございます。

バンド結成の経緯を教えてください。REIさんはサンフランシスコ出身とのことですが、どのような経緯で日本にいらしたのでしょうか?メンバーの皆さんとの出会いについてもお聞かせください。

Vo. REI:
夢を追いかけるために日本に来ました。
日本は美しい文化と素晴らしい人々がいる、とても美しい国だと思っています。

僕がサンフランシスコでやっていたバンドの動画をnoneが見て、「コラボしないか」と連絡をもらったのが知り合ったきっかけです。
そのころから連絡を取り合い、彼に「実は来月から日本にいくんだけど、一緒にバンドやらない?」と伝えました。
そこからnoneと二人、部屋で「Make Sure」「Low」の2曲を作りました。
noneが知り合いづてにローカルなライブイベントの話をもらってきて、それに出演するためにnoneの友人のYasuとKayにサポートを頼み、4人が出会ったという流れです。

サンフランシスコと、日本の音楽のシーンの文化で驚いた違いなどありますか?

Vo. REI:
どちらも違った良さがあります。
サンフランシスコのオーディエンスはライブ中、曲に熱狂して時に激しく、ワイルドになります。
日本はみんな静かで礼儀正しく、曲を細部まで聞いているイメージです。
もちろん中には熱狂してワイルドにノったりする人達もいると思いますが。

メンバーの方それぞれの音楽的なバックグラウンドはなんですか?

Vo. REI:
僕はクラシックロックとヒップホップを聞いて育ちました。
ただ、クラシック音楽を習っていたので最初に触った楽器はフルート、ピアノ、アルトサックスなどでした。
小学生の頃からクラシックギターを始め、パンクやエモ音楽に興味を持つようになり、中学から大学まではギターをメインの楽器として、地元のエモバンドやパンクバンドで演奏していました。
大学の時はバックボーカルも担当し、その経験が今のリードボーカルとしての自分に繋がっています。
今でも他の楽器を触っていますが、One Eye Closedではピンでボーカルを担当しています。

Gt. none:
小さいころはアニソンなどの歌メロの存在感がしっかりしてるものが好きでした。歌いたくなるような曲じゃないと基本聞かなかった気がします。
少し成長してからは島谷ひとみ、志方あきこ、Moi dix moisなど、エスニックさや外来宗教感をJpop、Jrockに落とし込んでるものが好きで聞いてました。
これまでのOne Eye Closedではあまりないですが、そういった作品も今後たくさん出していきたいなと思っています。

メタルコアだとAmongst Heroes, Speaking With Ghosts, If I Were Youらへんが好きです。メロディ、フレーズ、リズムの取り方に日本の音楽的なキャッチーさがあるからだと思います。

Ba. Yasu:
基本雑食ですが、ミクスチャーや海外のオルタナティブバンドからはプレイ面で大きな影響を受けてると思います。

Dr. Kay:
ドラムプレイはThe BeatlesやThe Doobie Brothersなどのフォークロックから入っています。その他の打楽器の演奏的素養は学生時代の吹奏楽活動で培ってきたものになると思います。

同シーンのバンドの中で、差別化できている強みはなんですか?

Vo. REI:
英語のネイティブな歌詞と発音以外で言えば、ジャンルの枠を恐れず出ることができる点です。
楽曲には多くのジャンルを混ぜ合わせますが、「All of Us」や「With How I Feel」のように、シーンの典型的なジャンルから完全に外れた曲も作ります。

楽曲制作で重視していることはなんですか?

Vo. REI:
正直な歌詞と、曲が持つべき強いメッセージに焦点を当てています。

Gt. none:
必須項目って感じではないのですが、基本意識しているのは以下です。

①できるだけ短い時間で作る
曲はその時の感性のスナップショット的なものなので、できるだけ精神状態が変わらないうちに浮かばなくても無理やり脳みそしぼって全尺作るようにしています。

②バンドをやり始める前の自分に聞かせても「かっこいい」と思うであろう曲にする
お茶の間にもある程度の訴求力ある音楽をやりたいなと思うので、変に迷走しないように意識してます。

③バンドの目標へ向かうために必要な作品を作る
たとえばインディーアニメのタイアップとりたいのにアニソンぽい曲調がなくてお話をいただけない、とか、
ジャズシンガーとコラボしたいのにジャズっぽい曲の前例がなくて口説けない、とかで歯がゆい思いをするのが嫌なので、
語弊を恐れずいうと営業資料としても自分たちの力をより多くの人に認めてもらえるような制作を心がけていたりします。(もちろん自分たちが作りたい曲というのが前提で)
③が大枠の決め方、①はその中での姿勢という意味なので、この2つは矛盾せず両立するイメージです。

noneさんはアリス九號.さんを始め、多くのバンド、アイドル、歌い手の方々の作品にも携わっていますが、One Eye Closedでの制作でこれまでの活動と異なる点や特に意識している点などありますか?

Gt. none:
逆に「いままでやったことない作品や方法を試してみたい」という考えからOne Eye Closedの活動に臨んでたりします。
今までは歌ものというか、邦楽的な強みを持つ楽曲に携わらせていただくことが多く、作曲にしてもトラックメイクにしてもその雰囲気を大切にして制作していました。
このバンドでは歌メロも自分ではなくREIくんが作るし、曲調についても(最近でこそ引き出しにあるものも混ぜたりしていますが)基本経験のないものばかり挑戦してたり…
やり方も作るものも今までと違って面白いし大変だな~と思ってます。

楽曲制作のプロセスを教えてください。

Vo. REI:
大半がnoneの作った歌無しのプリプロダクションからスタートします。
noneが各メンバーにそれを送り、メンバーが各自のパートを作ります。
僕は視覚的かどうかを重視するので、歌詞や歌のメロディについて、頭の中で自分の感情や経験からなにかしらの物語が生み出せるまで何回もプリプロダクションを聞き続けます。
「これが絶対的に正しい」と感じるまで、いくつもの異なるメロディを歌って作り続けることがよくあります。

秀逸なメロディーライン、ゴスペルやR&Bなどの要素を織り交ぜた歌唱法や多重コーラス、テクニックとおしゃれさが絶妙に調和した楽曲が武器のOne Eye Closedですが、現在の音楽性に行きつくまでの過程を教えてください。

Gt. none:
「Make Sure」を作ってしまったから、というか…
上述の通り「バンドやるならいままでやったことない感じのやつやりたいな」的な思考で「Make Sure」をREIくんと作って、それがとても自分たちで気に入った、というのが一歩目でした。
他のギタリストの方ならそうでもないと思うのですが、自分レベルだとあれはテクニック面でかなり背伸びをした曲で、それがOne Eye Closedのアイデンティティ化したもんだからその後の曲作りやらにかなり苦労したという…
今ではそこから少しずついろいろなテイストを加えてますが、「Make Sure」で自分たちの輪郭をまず知ったというのが現在の音楽性の根本に大きくあると思います。(練習します。)

One Eye Closedは各映像作品で顔を伏せていたり、公式として公開している情報が少ない印象があります。こちらの意図はなにかあるのでしょうか?

Vo. REI:
極端にいうと、聞いてくれる人の意識が、僕たちの顔などの”本質的じゃない部分”に集中してほしくないからです。
音楽や、そこに込められたストーリーや、その他動画、ジャケットなどを含めた、僕たちが提供する本質的な「作品」を体験してほしいと思っています。

記事公開日の本日(5/28)、初のフルアルバム「Adam & Eve」をリリースされます。活動開始からこれまでの作品を詰め込んだこの意欲作について解説をお願いいたします。

Vo. REI:
「Adam & Eve」は、「内なる悪魔と戦う」という「Cain」(1st EP)のコンセプトを踏襲しています。
楽曲たちは、主人公と彼の中にいる悪魔との間の、彼の過去にあった過ち、不安、鬱病、そして自殺についての会話を表しています。
たくさんの人がこういったことを感じたり経験したりしたことがあると思うので、そういった音楽を楽しみたい人に手を差し伸べられる作品にできればと思い作りました。

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「Adam & Eve」はいままでの活動の象徴ということになりますが、その点できあがったときにどのように感じましたか?

Vo. REI:
このアルバムのためにかけたバンドとしての労力、努力を誇りに思っています。
このアルバムはOne Eye Closedのこれまでの歴史そのもので、聞けばバンドの成長をリアルに感じることができると思います。
これは僕にとってかけがえのないものです。
「Adam & Eve」は間違いなくOne Eye Closedの最高の作品になりました。
ただ、これはバンドとしての旅の始まりに過ぎません。

Ba. Yasu:
特にジャンルに縛られずに色々な曲が詰め込まれてるという印象でした。適度にヘヴィネス要素があるのが肝。

Dr. Kay:
楽曲制作の大半をリモート作業で行いましたが、こんなにジャンルレスな楽曲がに集まるとは思わなかったので出来上がってみると大変意外でした。

Gt. none:
やっと一歩目を踏み出せたな~という感じです。
個人的には、「一つの武器で突き進んだ」みたいな印象で、
多方向を器用に攻めたというよりはOne Eye Closedとしてのベーシックな部分をしっかり出した作品なのかなと思っています。

コロナ禍によりバンドシーンにも膠着感が蔓延した昨年から、むしろ作品リリースなどの活動を頻繁にされていた印象があります。まだまだ従来の活動に戻るには時間がかかりそうですが、バンドとして、今後の活動の方向性を教えてください。

Vo. REI:
COVID-19の現状から、僕たちはバンドとして多くのことを学びました。
どのプロセスが自分たちに合っているのか、合っていないのかを知ることができました。
世界的大流行で自分の家にずっといなければならない状況でしたが、バンドとして、そして一人のミュージシャンとして大きく成長したような気がします。
また、ライブがあまりできなかったので、それに代わるOne Eye Closedとしての目標と将来のやりたいことを緻密に設定しました。
僕たちは、達成したい目標とマイルストーンについて明確なビジョンを持っています。
もちろん、これからももっといい音楽を作っていくと同時に、ライブの数も増やし、曲やミュージックビデオのストーリーのコンセプトを増やし、国内外のファンとのつながりを深めていきたいと思っています。

Gt. none:
バンドの目標達成に必要なことと、このご時世で自分たちができること・やりたいことの円が重なる部分を優先度つけつつ攻め立てていて、今後も引き続きそうしていきます。
青二才のバンドなので、曲の数も、種類も、出し方もどんどん母数を増やして、気にしてくれている方に楽しんでいただけるように昨年の100倍頑張ります。

メンバー皆様の個人として音楽を続けるモチベーションを教えてください。

Vo. REI:
音楽を聞いたり、オーディエンスの前で演奏をしたりするとき、とても爽快で、嬉しい気持ちになります。
でもそれだけではなく、アーティストとして成長しなければなりませんし、し続けたいとも思っています。
そのために音楽の知識や、自分の中の音楽の引き出しを勉強して拡張します。
僕はミュージシャンであるだけでなく、映画のデザイン、絵画、読書、鑑賞も大好きなので、他のメディアとうまく調和するストーリーを音楽の中で作り続けたいと思っています。

Ba. Yasu:
毎日練習して、好きな曲を聴くことです。

Dr. Kay:
「楽しくあること」です。

Gt. none:
いい曲を聞いたり、他の芸術でも素敵な作品を見ると、おこがましくも「こういうの作ってみたいな」となります。

メンバー皆様の個人としての音楽の夢と、このバンドで実現したい夢を教えてください。

Vo. REI:
僕は音楽を演奏するのが大好きなので、One Eye Closedの音楽を世界と共有したいと思っています。
音楽は薬のようなもので、人々を結びつけます。
こういった作品を生み出す素晴らしいバンドを僕は聴いて育ちました。
そしてOne Eye Closedもそういったバンドにしたいと思っています。

Gt. none:
ちゃんとしたバンド歴がほぼないので、他県をツアーでまわるとかのすぐできそうなものから、
大きいステージで演る、アニメやミュージカルとのタイアップ、海外ツアーなど思いつくものすべて経験したいです。
あとはダンサー、俳優・モデル、映像作家、イラストレーター、YouTuber、TikToker、落語家などの思つくすべてのエンタメ界隈の方々とコラボする、とか。
音楽でもそれ以外でも、「なにか楽しいことしようぜ」的な方、ご連絡待ってます~。

Ba. Yasu:
自分が聴いても好きと思える曲を出し続けて世間的に認知されるバンドになる事です。

Dr. Kay:
個人としてもバンドとしても「世間的に認知されること」が夢です。

オフの日などで、音楽以外にハマっていることを教えてください。またそれらは音楽活動に影響を与えたりしますか?

Vo. REI:
音楽以外にも、デザイン、絵画、写真などのたくさんの趣味があります。
普段は休みの日はカフェに行きます。
旅行が大好きですが、今はできないですね。
映画もよく読んだり見たりしています。
人生のすべてが僕のアート/音楽に何らかの影響を与えていると思います。
もちろん、新しい音楽を聴いたり、読んだり、映画を見たりすることからもインスピレーションを得ています。

Ba. Yasu:
よく携帯ゲームやってます。

Dr. Kay:
海外旅行(最近出来ませんが…)。外国でその土地の食べ物を食べてその土地の芸術を体験することは、自分のドラミングにすごく良い影響をもらってます。

読者へのアピールやメッセージをお願いします。

Vo. REI:
僕たちを聞いたことがない方ばかりだとは思いますが、ぜひちょっとでも聞いてみてください。
僕たちの作品は音楽としても、アートとしても、きっと新しい発見ができる作品だと思っています。
もし気に入ってもらえたら、ぜひ応援してもらえたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます!

Gt. none:
最後まで読んでいただきありがとうございました!
「Adam & Eve」のリリースも、今年のイベントとしては前半戦にすぎないので、今後も楽しみにしていただけると嬉しいです。

Ba. Yasu:
いつも楽曲を聴いて下さってる方々には感謝しかありません。ベースカバーを上げてくださる方、待ってます。

Dr. Kay:
たくさん聴いて、まわりに広めて欲しいです。よろしくお願いします。

▼1st Full Album “Adam & Eve”

価格:£9.16 GBP (およそ¥1,400~1,500)
01 Alone
02 Low (Яyo Trackmaker Remaster)
03 Fixated
04 Dynamite
05 Make Sure
06 Monster
07 Fire
08 Dear
09 N.C.H.
10 With How I Feel
11 No Fakes

▼One Eye Closed
Official Web:https://oneeyeclosedjp.com/
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UC9Q2mxRddjdsbOk_8NRdFkQ
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▼JPU records
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