やかとら

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ELICITYインタビューお受けいただき、ありがとうございます。初めに自己紹介をお願いします。

やかとらです。

活動名の由来についてお伺いしてもよいでしょうか?

やかは過去に使っていた名前でとらは飼い猫から頂きました。

音楽を始めたきっかけや本格的にボカロP活動を始めることになったタイミングなど、今までの音楽経歴について教えてください。

音楽は実家にピアノとアコギがあって弾き始めたら面白くてって感じです。
今まではバンド活動がメインだったんですが結成と解散を繰り返し、
バンドメンバーを探しているうちになかなか理想のメンバーがみつからず時間だけが経過していく状態でした。
そこで、自分1人でも音楽活動をするにはどうすれば良いのか考えボカロに行きついたのがきっかけです。

ボカロでも他のジャンルでも自身の音楽性に影響を与えたものについてお伺いできればと思います、音楽やそれ以外のコンテンツでも構いません。

音楽は結構幅広く聴くので影響は常に受け続けていると思います。
自分の楽曲はロック系が多いんですが、
ジャズやクラシック、ファンク、ブルースなどの音楽ジャンルからも強く影響を受けています。
音楽以外のコンテンツだと人間の闇の部分だったり歪んだ愛情などをテーマにした映画だったり、
物語が好きで少なからず影響は受けてると思います。

バンドやユニット、シンガーソングライターなど自分の音楽を発信していく手法としては様々なものがありますが、ボカロPとして活動していくことを選んだのはなぜでしょうか?

全ての楽器パートを自分の思い通りに作れるってところがかなり大きいです。
自分はイラストも描いているので自分のスキルを全て作品に詰め込められるってところも選んだ理由です。
あとはボカロを触ってるうちに歌を歌うのではなく歌を創る楽しさを知ったからです。

楽曲制作で重視していることはなんですか?

流行にとらわれずに自分が好きな音楽を好きなように創作する事です。

普段どのように楽曲制作に取組んでいるのか、そのプロセスについてお聞きできればと思います。

曲によって結構違うので何とも言えませんが、基本的にはまずリズムパートから固めていきます。
リズムを作りながら頭の中で和音とメロディーを想像して、
場合によってはイントロだけ先に作ったりリズムだけ最後まで作ってから音を乗せていったり、
その辺は気分でって感じです。

ボカロというジャンルに限らず自分の活動において意識しているアーティストなどはいますか?

好きなアーティストは無限にいますが、
意識しているアーティストっていうのは特にいません。

自分の得意なジャンル、世界感などがあれば楽曲と共に教えて頂ければと思います。

ロックをベースにジャズやクラシック、ファンク、エレクトロなどを加えていく、
よくわからないジャンルが得意というか好きです。

ここからは先月24日にリリースされた「欲望ドミネイト/やかとら feat.鏡音リン」について色々お伺いできればと思います。

①タイトルに込めた想いや意味について教えて下さい。

創作テーマが序列という事で、欲望に支配されるという意味を込めてドミネイトにしました。

②コンセプトや表現したかった世界観について教えて下さい。

欲望シリーズはまだまだ続くんですが一つの区切り的な曲になってます。
自分の欲望で作り出したはずの世界が欲望によって支配されるみたいな欲に溺れた生命体の末路的な世界観です。

③楽曲の必聴ポイントを教えて下さい。

この曲というよりこのシリーズは物語になってるので、
やっぱり歌詞とイラストを理解しながら聴いていただけると楽しめると思います。
音楽的なポイントとしては、基本的にCメロに作品の本質を詰め込む作り方をしているのでその辺が聴きどころではないでしょうか。

④制作に関するエピソードがあればお願いします。

本当は過去の作品は歌詞だけで表現するつもりだったんですが、
過去のイラストを使ってみたら思いのほかハマったので投稿前日に急遽修正した事が印象に残ってます。

⑤作品に対するリスナーなどからの反響はどうだったでしょうか?

楽曲の感想だけでなく物語に対しての考察がなかなか鋭い物が多くて、
自分の作品を聴いて考えて理解してくれたのが伝わってきて嬉しかったです。

⑥その他アピールしたい部分などはあるでしょうか?

欲望シリーズ1作目から聴いてもらえるとより一層楽しめる作品になってますので、
是非聴いてもらえると嬉しいです。

ご自身の使用されているボーカロイドになにかこだわりや思い入れはあるでしょうか?

単純に声が好きなので使用してます。

今ボカロや歌ってみたなど、いわゆる生のLIVE主体というよりは音源をアップする活動をベースとした 「ネット発の音楽」や「ボカロP」という存在がだいぶ世の中に受け入れられて来たと感じていますが、このような世の中の反応についてボカロPとしてどのような印象をもたれましたか?

自分がネットメインの活動者なのでバンドでフライヤーを配っていた時代より
活動しやすい世の中になってきたというありきたりな印象を受けています。

ボカロの登場は自分の曲を世に出すというハードル下げたことのみならず、音源に伴ったMVやイラストを作成するクリエイターだったり、歌い手として他人の曲を歌うことで表現するなど、多くの人に可能性ときっかけを提供できるプラットフォームになっていると思います。今後も根強い人気のコンテンツとなると思いますが、ボカロが続いていくためにはどのような変化が必要になると思いますか? ボカロP視点でのご意見を聞かせて頂ければと嬉しいです。

むしろ変化し始めてると思ってます。
今の世の中の状態であったり音楽の聴き方だったりボカロでの活動がやりやすい世の中になってきていると思ってます。
なので自然とボカロも続いていくと思います。

「ボカロ」と「歌ってみた」はネット発の音楽文化として切り離せない関係にあるとおもいますが、本来「ボカロが歌うために作られた楽曲」を生身の人間がカバーするという流れは他のジャンルや文化にはなくとても特徴的な部分だと感じています。「ボカロ」と「歌ってみた」の今までの関係性やこれからの在り方など、何か考えや思うところがあればおしえてください。 

良い文化だと思います。
自分も歌ってもらえたらすごく嬉しいですし多分自分が歌ってみたをやったとして、
作者に聴いてもらえたら嬉しいと思います。
これからも続いて欲しい文化ですね。

基本的にはボカロPとしてボーカロイドに歌ってもらう曲を作るわけですが、自分のボカロ曲をカバーしてほしい歌い手などはいるでしょうか?

あまり詳しくないので何とも言えないのですが、
激情型というか感情爆発的なボーカリストに歌ってもらえたらグッとくるかもしれません。

昨今のボカロPはセルフカバーで歌われる方も多くいますが、ご自身や他の楽曲でもカバーをしてみたいという気持ちはあるでしょうか?

あまりないんですが、歌を歌うのは普通に好きなのでもし機会があればチャレンジしてみようかなとは思ってます。

近年ボカロPや歌い手の数もどんどん増えてきています。リアルでのLIVEや活動というのもアーティストとして一つの選択肢ですが、ネットカルチャーの中で、ボカロPとして表現することの楽しさについてお伺いできればと思います。

人によってはイラストは依頼だったりボカロ以外のパートを依頼、
またはメンバーを見つけバンドみたいな形でなど活動者によってさまざまな楽しみ方があると思います。
自分の場合は楽曲からイラスト、動画を含め全て自分で作る事に楽しさを感じています。
楽曲によってまるで生きている人が歌っているような作り方をするのか、
または人が歌えないようなボカロならではの作り方をするのか、
そういった歌を作り込めるってところもボカロの面白さだと思います。

普段の趣味や何か他にされている活動などがあれば教えてください。

料理が好きです。

たくさんの楽曲の中から選ぶのは大変かと思いますが、初めての方に聞いてほしいイチオシのご自身の曲を教えてください。

パラレルダフトです。
特に激伸びした曲ってわけでも代表曲ってわけでもないんですが、
この曲が好きならきっと仲良しになれそうなので。笑

今後の活動について実現したい目標があれば教えてください。

目標とは少し違うかもしれませんが、
自分の好きなものを好きなように創作できる環境を続けていく事ですね。
その中で自分の作品を気に入っていただけた方へ、さらに楽しんでもらえる作品を届けられたら嬉しいです。

インタビューへのご回答ありがとうございました。最後に読者の方へのメッセージをお願いします!

閲覧いただきありがとうございます。
是非楽曲の方も聴いていただけると嬉しいです。




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