メンバー皆様の自己紹介をお願いします。
REON:
ボーカルのREONです。
KVYA NONO:
8弦ギターを弾いてます。甘いものが大好きです。
B5:
ベース担当のB5(ビーファイブ)です。
バンド結成の経緯を教えてください。
REON:
自分が以前やっていたバンドが解散した後、次の活動に向けて模索している時にKVYA NoNoからバンド結成の話を貰って、そこからメンバーを集めて結成しました。
KVYA NONO:
REONのラップをたまたま聴く機会があり、こんな凄いボーカリストがいるとB5に話したところ、彼もREONとは仲が良くて、そこからすぐにバンドをやろうという話にはならなかったですが、みんなでライブを見に行ったりするようになり、それからいつの間にかバンドやってました。
B5:
元々メンバーとは友人だったり、ライブイベントを通して交流があったりしたんですがお互いにやってたバンドが解散して自由になったり、やりたい音楽が合致したり、タイミングが完璧にあったんです。本当にバンド結成に至る人の縁とか繋がりって不思議なものです。
メンバーの方それぞれの音楽的なバックグラウンドはなんですか?
REON:
自分の学生時代はV系のようなバンドがヒットチャートを賑わしていた時代なのでそれらを聴いて育ちました。
後はメロコアとかミクチャーロックも同様に流行ってたので友達とコピーバンドを組んで遊んだりしてたのを思い出します。
KVYA NONO:
メタルはDRAGONFORCEのようなスピードメタルが好きで速弾きばかりしてましたね。
ポップスもヒップホップもV系も有名なものはおさえてますみたいな割りと量産型リスナーだったかもしれないです。
そこから深いところまで聴き始めたのはB5の影響かもしれないです。
彼とは10代の頃からの付き合いなので。
ジャパニーズヒップホップはREONから、メタルはB5から色んな音楽教えてもらってきました。今もほぼ二人から教わってます。
ちなみにここ2年くらいはずっとハードコアが好きですね。firstbloodとかJesus pieceとか。
B5:
所謂スラッシュ四天王と呼ばれるMETALLICA, MEGADETH, SLAYER, ANTHRAXとVision of Disorder, Biohazard辺りのハードコアですね。始まりはそこです。
そこからもっと激しく、もっとHeavyなものが聴きたいと掘り下げていきました。今ほどHeavyな音楽がまだ市民権を得てなかった時代だったので主に国外のバンドを漁ってましたね。
地元の大型レコード店、中古レコード店に入り浸ってましたしローカル放送局や民放で深夜帯に洋楽のPVを中心に流してる番組が結構あって、そういうのも全部録画して観てました。
同シーンのバンドの中で、差別化できている強みはなんですか?
REON:
今流行しているスタイルのど真ん中は通らずに色々と「遊び」を加えながら表現している点ですかね。
お笑いでもそうですけど、常識を理解しているからボケる事ができるように我々も一見ふざけてるように見えて割と熱心な音楽ファンなんです。
KVYA NONO:
あるときから周りの反応がどうでも良くなったときがあったんです。
それまでは頑張ってCHOKEっていうものから外れないような音楽を周りに引っ張られないように作るか意識してました。それでいてどうシーンに響く音楽を作れるか無い頭を絞ってましたね。
でも今は本当どうでも良くなりました。サビにクリーン来たら受けるよね…とは思うけど、でも受けるとかあんまり興味無いし、って思ってます。そういうところが差別化できるだけなんじゃないかなと。
B5:
強みかどうか分かりませんが僕達「自由」なんです。
ライブでも思いつきとかその場のひらめき、みたいなものを大事にしています。やりたいと思った事はやればいい、全メンバー共通のマインドです。
誰かが誰かに制限を設けたり縛ったりしません。
楽曲制作で重視していることはなんですか?
REON:
レコーディングをしている最中で歌のフレーズやニュアンスを変えることが良くあります。その瞬間のアイディアを取り入れる事で更に良くなるケースが多いので。
KVYA NONO:
最近は生楽器の感じをとても大事にしてますね。周りのバンドがドラムは打ち込み、ギター、ベースはシュミレーターという流れにここ10年くらいはなっているので、自分達は生に拘ろうと。
実際海外のバンドはそういう流れになってきてるのですが日本はその辺が遅い気がしてるので、せめてCHOKEだけはついていきたいなと。
ドラムもマイクで、ギターもアンプ鳴らしてマイクで、ベースはライン録音ですがアナログのエフェクターで録音してます。
各楽器、最後の仕上げでちょっとデジタルの音を足したりってくらいです。
楽曲制作のプロセスを教えてください。
REON:
ボーカル入りのデモ曲がKVYA NoNoから送られてくるので、そのあと自分が歌詞を付けたボーカルデータを録って送り返します。
何度かそのやりとりを繰り返して自分の作業は終了、KVYA NoNoが全体のミックス・マスタリング等をして完成となります。
KVYA NONO:
ボーカルも家にブースがあるので、全部自宅作業でやります。
個々に録音したものをwavデータで送り合って作っていくという感じです。
コロナでそういうやり方をするバンドが増えたと聞きますが、うちらは結成からこのスタイルです。
B5:
まずはNonoからデモが送られてきます。
}それからオンライン上でのやり取りが続き徐々に完成形にもっていく感じです。
バンドとして、現在の音楽性に行きつくまでの過程を教えてください。
REON:
とにかく興味あるバンドをチェックして空気感に触れる事で色々な刺激を受けてきました。逆に意味ないなと思うものは遠ざけたり削ぎ落としてきた事でバンドとしての純度が高まったと感じてます。
KVYA NONO:
最初にDjent+Rapの音楽をやろうと決めてスタートしてるバンドなので、その延長です。
メンバーと海外のバンドの来日ライブやフェスなどを見に行ったりして、その都度バンドについて語ったり、かっこいいバンドを見つけたらLineでyoutubeのURL送り合ったりしてるのでそういうところから色んなインスピレーションを受けてます。なので音楽性が多少変わってもそれを不思議に思うメンバーはいないと思います。
なんとなく今のマイブームみたいなものは個々に感じてるはずなので。
B5とかはやりたい音楽の方へ誘導してきますよ。
僕すぐ影響受けやすい人間なので、簡単に乗せられます。
B5:
結成の経緯と被ってしまうんですが、俺達は最初からやりたい音楽ありきで集まってるので最初から現在まででそんなに違いは無いと思います。
勿論その時々のマイブームとかはあるんですが、その辺も上手く消化しつつ音楽性は基本変わってないと思います。
競合として意識しているアーティストを教えてください。
REON:
ここ最近は有り難いことに関係するバンドや音楽人たちに多くの感銘を受けています。
競合とまでは言わないまでもお互いにリスペクトし合える関係性や環境があるので、そういった人達とこれからもシーンを盛り上げていきたいし、そういう出会いをこれからも期待しています。
KVYA NONO:
ちょっと前だったら同じ時代に同じような音楽を志してるバンドのことは意識してたかもしれないですが、今は本当そういうのなくなってしまいました。周りにひっぱられることで良い事なんてほとんどないですからね。
そんなこと意識するくらいなら美味しい食べ物のこと考えてた方が幸せだし、むしろバンドのためになります。
ただかっこいいライブをする、かっこいい曲を作るってことだけに集中したいですね。
B5:
特にいないですね。イベントで共演してカッコいいな、と思って刺激を受けるバンドはそれこそ沢山いますが基本好きにやるだけなんで。
最新作についての解説をお願いいたします。
REON:
最新作”Hack to the basic”がリリースされてから現在までライブで何度かプレイしました。今までのCHOKEの楽曲ではなかった「ノリやすい」テンポ感なのでとても重宝しています。
KVYA NONO:
2020年に出したシングル3曲は今CHOKEでサポートドラマーとして叩いてくれてる佐藤俊哉というドラマーが居てこそできた作品です。
手数の多さも、Hack to the basicのようにニューメタルに必要なノリ的な感覚も、両方併せ持ってるかなりストイックなドラマーなので、彼に引っ張られてる感じしますね。
うちは正式ドラマーはいないのですが、ドラムをやってる人にも退屈させない作品になってると思います。
B5:
最近新曲のデモが送られてきました。今までとまた違ったヴァイブスがあって密かに興奮しています。
こんな曲やるバンド観てみたい、と思ってたのを自分達でやってみました。詳細はまだ秘密です。
バンドとして、今後の活動の方向性を教えてください。
REON:
コロナ禍の大変な状況にありながらも、ライブハウスや関係者の方々の努力によってライブができるようになったり、こうしてネット媒体を使って自分達の音や言葉が届けられるのが有り難いです。
今はそういった人達と一丸となって高め合いながら今の環境を乗り越えて行きたいです。
KVYA NONO:
今のところコンスタントにライブを日本でやりつつ、いつか海外へのライブ進出もしたいと思ってます。
ありがたいことにそんな話もこのコロナの期間に頂いてるのでコロナが無くなったあと、実際に実現すればいいなと願ってます。実現しなかったとしても常にモチベーションを見つけて活動を続けていきたいと思ってます。
B5:
現在コロナの影響があるので正直かなり悩むところです。
止まるつもりも無いのですが何もかも思うように進められるわけでもなく、、、しかし止まることなく活動出来ているのもライブハウスのスタッフの方達、様々な人が尽力してくれているからであり僕達もそういったサポートを受けられるのも当たり前ではない、と日々感じているので今周りに居てくれる人達と共に進んでいきたいです。
現在活動されている、またはする予定のシーンについて、意識されている課題はありますか?
REON:
V系のシーンに関して言えば、もっとHIPHOP(ラップ)を浸透させたいという思いがあります。ヒプノシスマイクが「アニメ+ラップ」という組み合わせで受け入れられたのもありますし、V系バンドマンやファン達の中にも実はラップが好き、興味あるという人はいると思うんで。
KVYA NONO:
質問の趣旨とは違うかもしれないんですが、今年頂いた話でクラブでやってみないか?という話があったことを今思い出しました。それようにアレンジして出てみたいなとか思ってます。
そんな感じでシーンというのはあんまり気にしてないので、今度も心が揺れる方向へ進んでみたいなと思ってます。
楽しい未来が待ってるといいです。
B5:
また回答として被ってしまうんですが基本やりたいと思った事を好きにやるだけなので呼んでもらえた場で全力でライブやるのみです。
まだ対バンした事ないバンドの方が多いし、出たことない箱も沢山あるのでもっと色々自分の目で見たいですね。
勿論自分達でも動きますが、お誘い待っています。
僕らジャンルとかあまり気にしていないので。
メンバー皆様の個人として音楽を続けるモチベーションと、このバンドで音楽をするモチベーションを教えてください。
REON:
個人としてのモチベーションは昔から同じで「もっと上手くなりたい」という気持ちです。毎日自炊をするんだったら少しでも美味しい料理を作れた方が良いという、そういった理由です。
バンドとしてのモチベーションはやっぱり「ロマン」です。
そのロマンというものを具体的に説明するのは難しいですが、少なくともセールスや動員などの数字的な要素がメインではないのは確かです。例えるなら映画「スタンド・バイ・ミー」のような友達との青春冒険物語がバンドのロマンの正体なのかなと思います。
KVYA NONO:
個人としてはどんどんクリエイティブに進んでいきたいですね。クリエイティブに…っていうのは結構訓練が必要で最近色々とその進み方がわかってきたので個人としては楽しみなことが多いです。
バンドとしては、うちのメンバーかなり技術的に素晴らしいメンバーが揃ってるので彼らの良いところがもっと知れ渡るようになったらいいなと思ってます。
B5:
本当に好きだと言える音楽を出来ているのでそれが幸せです。やりたい事をやる、ってシンプルだけど難しかったりするので。自分の経験上。
メンバー皆様の個人としての音楽の夢と、このバンドで実現したい夢を教えてください。
REON:
個人としては最近になってビート作りのいろはを理解できてきた段階なので、ココから更に自分なりの作り方を研究して独自色を出せるようになりたいです。
バンドとしては出来るだけ早く海外でのライブがしたいです。本当はこれまでに幾つか海外ツアーの話があったんですがコロナ等の影響もあって未だ実現には至っていません。
KVYA NONO:
個人としてはもっと音に強くなっていきたいですね。
ギターリストとしてももちろんですが、それ以外の方面でも音を扱うスペシャリストになれたら本望です。バンドとしてはまだやったことないのでワンマン、そして海外ツアー。
この二つはとても大きな目標だと思ってます。あとは特に夢とか目標とか掲げずにただ、淡々と作っていきたいなって今は思ってます。
B5:
当然世界中で活躍するBIGなバンド達には足元にも及ばないですが、嬉しい事に世界中の色々な国の方々から反響を頂けてます。
なので可能な限り応援してくれる人達が住んでる国に、街にライブをやりに行きたいですね。
ありがとうって直接伝えたいです。
オフの日などで、音楽以外にハマっていることを教えてください。またそれらは音楽活動に影響を与えたりしますか?
REON:
最近は太陽の光を浴びることを意識するようになりました。日光は無料でゲットできる最高のご馳走です。
あとはスーパーに行って食べたことのない食材を買ったりするのが楽しいです。最近初めて食べた中で美味しかったのは「めかぶ」です。
KVYA NONO:
youtuber結構見てます。youtubeプレミアムにも加入してかなり快適になったのでお風呂で色んな番組見て、笑ってます。こういうシンプルな時間こそ大事だったりしますからね。
B5:
結構前からなんですが料理系のドキュメンタリー観る事ですかね。Netflixで沢山観てます。
打ち上げには影響してますね、ギターのNonoは僕の作ったもの結構食べてます(笑)
読者へのアピールやメッセージをお願いします。
REON:
ライブやイベントに行く機会が少なくなって寂しい、つまらないと感じる人も多いかと思いますが、時代が変わればきっとまた別の事で辛くなったり生き辛さを感じるものだと思うので、今は今なりの楽しさを見つけながら過ごしていきましょう。
KVYA NONO:
CHOKEの記事を読んでるということはよほどの変態だと思うので是非そのままでいてください。
仲間がいるとホッとしますので。
B5:
音楽ってやっぱり良い物ですよね。
REON:
ライブ情報などはオフィシャルHPからチェックしてみて下さい。音源の販売もしています。
BAND HP:http://choke.tokyo
KVYA NONO:
セカンドアルバムCHOKE2があと数枚で売り切れてしまうのでもしも気なった方は是非通信販売から早めにご購入お願いします。
B5:
Spotify、YouTube等でまずは気軽に聴いてみてください。
Official Web:http://choke.tokyo/
Twitter:https://twitter.com/choke_tokyo_jp