Day on Umbrella

「主人公になれなかった僕らのロックミュージック」を掲げ活動する4ピースロックバンド。昨年、2つのMVと3枚の音源をリリースするなど、制作・ライブ共に非常に活発的な活動しているDay on Umbrellaの4人に音楽に対するこだわりやルーツ、これからの展望について興味深い話を聞くことができました。

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ELICITYインタビューお受けいただき、ありがとうございます。
早速ですが、メンバー皆様の自己紹介をお願いいたします。

ヲクヤマ:
ギターボーカルのヲクヤマです。

ミネムラ。:
ギターのミネムラ。です。

イシヅカ:
ベースのイシヅカです。

カミハラケンスケ:
ドラムのカミハラケンスケです。

Day on Umbrella 結成の経緯を教えてください。

ヲクヤマ:
大学生の時に同じクラスの楽器が弾けるメンバーを集めて結成しました。

メンバー皆様それぞれの音楽的なバックグラウンドを教えてください。

ヲクヤマ:
ゲーム音楽の作曲家になりたくて音楽をはじめ、最初は無料のDAWソフトを使って一音一音クリックで打ち込んでいました。
中学生の時にRADWIMPSを通してバンドというものを知り、高校入学と同時にギターを買ってコピーバンドをしていました。
たまたま組んだバンドで歌いたい人が居なかったので、試しに歌いはじめたのがキッカケでボーカリストになりました。

ミネムラ。:
最初はギターボーカルになりたかったのですが、歌が壊滅的に下手なので「ボーカル並みに目立つギター」を弾くことにしました。
自身の音楽的ルーツは2000年代の邦楽ロックです。

イシヅカ:
高校生の頃に聴いていた日本のバンドミュージックがとても強いです。
ベーシストの方々で言うと、日向秀和さんとハマ・オカモトさんが僕のベースヒーローです。

カミハラケンスケ:
中学3年生の時の学芸発表会に向けて友達とバンドを組む話が出て、
当時からドラムが一番イケてる楽器だと思っていたので、早い者勝ちでドラムを選びました。
自分のルーツとしてはORANGE RANGEから始まり、90年代のグランジやブリットポップで洋楽にのめり込み、そこから60年代まで遡りました。

Day on Umbrella の曲ができるまでのプロセスを教えてください。

ヲクヤマ:
最近まではほぼスタジオでのセッションで制作していましたが、2019年末から僕がデモを作りそこから広げていくスタイルになりました。

競合として意識しているアーティストを教えてください。

ヲクヤマ:
特にありません。

CDのジャケットやバンド名にもある通り、「傘」をモチーフ として使用されていますが、
Day on Umbrellaにとって「傘」はどのような意味合いを持つのでしょうか。

ヲクヤマ:
結成した日が偶々「傘の日」だったことがバンド名の由来ですが、今は悲しみや孤独に寄り添う象徴として認識しています。

楽曲においては軽快なテンポのギターロックや空間的な響きが美しい曲まで幅の広さが伺え、
その中でボーカルが情緒的な声で歌い上げるのが強みだなと感じました。
曲を作る際に重視されているこだわりや世界観の表現するために大事にしている事を教えてください。

ヲクヤマ:
今までは大きく分けて2軸に分けて考えていたので一括りに言うのは難しいですが、
敢えて両軸共で大事にしていたものを挙げるとすれば「歌声の艶(つや)」です。

Day on Umbrellaの歌詞は悩める人、迷える人に寄り添うような優しさを感じます。
歌詞を通してリスナーに伝えたい事、訴えたい事とは何でしょうか。

ヲクヤマ:
最近は自分たちの謳い文句に「主人公になれなかった僕らのロックミュージック」という表現を使っています。
この表現が僕の中ではしっくりきています。音楽を通して声にならない声の傍に居られたらと思います。

現在活動されている、またはする予定のシーンについて、意識されている課題はありますか。

ヲクヤマ:
質問の意図から逸れてしまいますが、そもそも論として時代の流れとともに音楽以外のコンテンツが台頭し娯楽の選択肢が広がったので、
その中でも「音楽」を選んでもらえるような努力や工夫がシーン全体を通して必要だと考えています。

メンバー皆様の個人として音楽を続けるモチベーションと、
Day on Umbrellaとして音楽をするモチベーションを教えてください。

ヲクヤマ:
自分たちの音楽・言葉・世界観を好きだと言ってくれる人がいるおかげで続けられていると思います。
バンドとしては、例に漏れず僕たちも幾度となく危機を乗り越えてきましたが、
その甲斐あってか今は少しずつお互いを尊敬し合える関係になっている気がしていて、それが一番活動意欲につながっています。
恥ずかしいのでメンバーには内緒でお願いします。

ミネムラ。:
昔から誰かと同じでありたくない、同じことをしたくないという気持ちが強く、唯一の個でありたいと思うタイプでした。
ギタリストとして、フレーズや音だけで「このバンドだ」とわかる様な独自性のある音楽を目指しています。

イシヅカ:
個人的には音楽が好きで楽しくやれていることがモチベーションの大部分になっています。
Day on Umbrellaというバンドのメンバーとしては、この4人で作る楽曲の新しい側面を見られることや、
それを観てくださる方々にどれだけ伝えられるかがモチベーションになっているのかなと思います。

カミハラケンスケ:
個人的にも、Day on Umbrellaのメンバーとしてもモチベーションとしては聴いてくださる方や、ライブに足を運んでくれる方がいるという事です。
自分たちで作った作品で笑顔になってくれたり、泣いてくれたり、ライブでは同じ空間でそれを共有できる事。
その喜びが日頃のモチベーションに繋がっています。

今後、バンドとしての目標やプランを教えてください。

ヲクヤマ:
目標は以前から変わらず、自分たちの良いと思える音楽を続けた上で、音楽だけで生きていくことが理想です。
それと、実はこれ結成した当時から密かに思っていたんですが、映画やドラマのタイアップをやりたくて。
様々な作品に触れる機会が増えたことや楽曲の方向性が以前よりも映像作品に合致するようなものが増えてきたこともあり、
最近はより一層映像とのタイアップ欲が高いです。

読者へのアピールやメッセージをお願いします。

ヲクヤマ:
ここまで読んで頂いてありがとうございます。バンドとしても人間としてもまだまだ未熟な僕らですが、
「出会えて良かった」と思ってもらえるようなバンドになれるように僕らなりに精一杯頑張りますので、応援よろしくお願いします。

Official WEB:https://dayonumbrella.wordpress.com/
Twitter:https://twitter.com/d_o_um
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCGhA31DcmrrJfpTHrqwQMjQ