ELICITYインタビューお受けいただき、ありがとうございます。
早速ですが、メンバー皆様の自己紹介をお願いいたします。
Lilly:
この記事を気にかけて頂きありがとうございます!
ヴォーカル&ヴァイオリンのLillyです。
大崎:
ドラムの大崎由希です。
グラビアドラマーとして、グラビアアイドルとしての活動とドラマーの活動を両立しています。
マホ:
3月に加入しました、ベースのマホです。
リトルリリス結成の経緯を教えてください。また、バンド名の由来はなんでしょうか。
Vo&VnのLillyを中心とした前身バンドに、サポートとして参加していたDr大崎由希が加入。
ガールズバンドとして再出発し、2020年3月にベースのマホが加入して現在のメンバーになりました。
リリスは神話に出てくる性の象徴の悪魔。
アダムの、イブの前の最初の奥さんです。
それにリトルをつけて、『小悪魔』という意味です。
メンバー皆様の音楽的なバックグラウンドを教えてください。歌、楽器を始めたきっかけはなんでしょうか。
Lilly:
父も母も音楽好きな家庭で育ったせいか、小さな頃から歌うのが好きでした。また、ヴァイオリンは小学校から初めて、地元のジュニアオーケストラで弾いていました。
大崎:
15歳の時にドラムを始めました。
その後音大に入学してジャズを学び、バンド活動や様々なアーティストの演奏サポートなどをしながら、現在に至ります。
マホ:
中学生の頃好きだった男の子にいろんなバンドの曲を教えてもらったことが大きなきっかけです(笑)
それから高校で軽音楽部に入り女性の先輩のベーシストに憧れベースを始め、音楽専門学校のベース専攻を卒業して、現在に至ります。
メンバーの皆様はリトルリリスを結成するまで、どのような活動をされていたのでしょうか。
Lilly:
普通の四年制大学を卒業後企業に就職し、会社員をしていました。
芸能や音楽活動とは全く無縁な生活だった(両親から反対されていました)のですが、人生一回しかないからやりたいことをやろう!と思い、会社を辞め、この世界に飛び込みました。その後、舞台やアイドル活動等をしていたのですが、どうしてもバンドがやりたかったのでメンバーを探し、結成しました。
大崎:
演奏活動とグラビアアイドルを両立していました。
サポートミュージシャンとしてLillyちゃんに出会い、この子となら一緒にバンドをやりたい、と思い、バンドに加入することを決意しました。
マホ:
男女5人組、ポップロックバンドで約3年間活動していました。
耳馴染みのいいキャッチーなメロディに乗る、儚げでどこか影を感じさせるLillyさんの歌声と、それを支えるマホさん、大崎由希さんの確かな技術がリトルリリスの大きな特徴かと思います。
一般的な「ガールズバンド」の枠を飛び越えて、今後ますます広まっていくことかと思いますが、リトルリリスのコンセプトについてお聞かせください。
また、それは楽曲にはどういった形で表現されていますか?
エモーショナルガールズロックバンドと名乗っている通り、女子だからといって演奏に妥協せず、アグレッシブな音楽性であることを心がけています。
楽曲には様々なジャンルを取り入れたいと考えており、Lillyのバイオリンとの融合の強化や、今後はジャズやファンクの要素なども組み込んでいけたらと考えています。
MV「Glass Sniper(Type 1.02g)」を拝見しました。
リトルリリスとしてはキャリア初となるMVで思い入れの強い作品かと思います。
①タイトルの訳としては「ガラスの狙撃手」となるのでしょうか?こちらの作品紹介をお願いいたします。
ガラスのような繊細な心を持った主人公を狙撃手に見立てて書かれた歌詞になっています。
世の中の不条理に傷ついた主人公の強がりや
生きづらさ、その中でどう足掻いていくか、といった心情を読み解いてくださればと思います。
②白衣装でありながら、二面性を持つリトルリリスの、よりダークな面も感じられる作品ですね。
こちらのコンセプトを教えてください。
白い衣装には純粋や清純といった意味はありません。
グラススナイパーの歌詞にあるように、息苦しい世界で必死に生きる私たちや、楽曲を聞いてくださる皆様の心情を一体になって表現していければと思っています。
③MV撮影はどのような流れで撮影されたのでしょうか。
撮影時のエピソードもあればお聞かせください。
広い倉庫や夕景の屋上で撮影しました。
Lillyの心の孤独を表現する内容を大崎由希が絵コンテにまとめ、それを撮影隊の皆様に可視化していただきました。
昨年、セルフタイトル作品の1stアルバム「Little Lilith」をリリース開始しました。
上述の「Glass Sniper」含め、「ワインレッドの心」(安全地帯)や「六本木心中」(アン・ルイス)といった名曲のカバーも入った意欲作かと思います。
①こちらについて作品紹介をお願いいたします。メンバーみなさまの思い入れや、バンド「リトルリリス」としてこのアルバムリリースによってなにを実現したいと思っていましたか。
バンド名『リトルリリス』を冠するアルバムなので、とにかく今の自分たちにできることを最大限詰め込みたい、と思いました。
ここがスタートで、作品をリリースするたびにステップアップしていきたいと考えています。
②メンバーの皆様それぞれの、一番好きな曲と理由をお聞かせください。
Lilly:
悩ましいですね。
どれも好きですが、モノクロです。
自分で作詞作曲したものを初めてちゃんとした「形」にした楽曲なので、とても想い入れがあります。
大崎:
悩みますがハニードライです。
ライブでも盛り上がりますし、お客さんと一体になれるところが気に入っています。
マホ:
Patchwork Lover です。
イントロのヴァイオリン、歌詞とメロディが切なくてとても綺麗だと思います。
③キャリア初のアルバム作成ということで、楽しみやわくわくすることもあれば、初めてぶつかる壁や困難などもあったかと思います。
制作中のエピソードをお聞かせください。
Lillyと由希の2人で愛知の山奥に合宿に行きました。
限られた時間の中でひとつの作品を制作する過程で、絆もより深まったのではと思います。
④カバーを組み込もうと思った理由や、選曲についてお聞かせください。
往年の名曲に挑戦してみたい気持ちと、リトルリリスが楽曲のファンの方の目に止まってくだされば、という多少の打算もありチャレンジしました。
名曲はやはり名曲で、アレンジの過程にも苦悩や紆余曲折があり、大変勉強になりました。
⑤リリース後の反応はいかがでしたか?
ファンの皆様が喜んでくださったのはもちろん、リリースやイベントをきっかけにリトルリリスを知ってくださった方がたくさんいてくださり、とても嬉しかったです。
MV公開、アルバムリリースを成し遂げて、リトルリリスとしてさらに次のフェーズが見えてきたかと思います。
この後の目標や、試してみたいことなどをお聞かせください。
メンバーも変わり、リトルリリスは今まさに成長の時だと思います。
フェスや大きなライブに出て行ったり、音源や動画の制作活動にもより力を入れていきたいです。
意識しているアーティストを教えてください。
Lilly:
バンドとしては特にありません。
今後は女性にも愛されるバンドを目指したいと考えています。
マホ:
元GO!GO!7188 のノマアキコさんです。
プレイスタイル、うねるようなベースラインやフレーズ、どれも全て参考にさせて頂いています。
ドラマーの大崎由希さんについて、リトルリリスのみでなく「グラドルが叩いてみた」でもとても注目されていますね(本記事記載時点で合計再生数は400万を突破)。
「グラドルが」という枕詞をつけておきつつも、そのドラムスキルの高さに驚かされた人のコメントも多く目にします。
①この叩いてみた企画をやろうと思ったきっかけを教えてください。
初対面の方などにドラムを叩いています、というと、「ほんとー?エイトビートとか分かる?」というように、あまりにも理解されないことが多く、
それなら、良くも悪くも自分はこのくらいの演奏レベルだよ、という指標のような素材があればいいのではと考えました。
「グラビアドラマーとしての資料」という意味合いが大きかったので、最初はあんなに再生数が伸びるとは思っていませんでした。
②叩いてみた動画を投稿し始めから、現在とで変わったことなどをお聞かせください。
中田ヤスタカさんときゃりーぱみゅぱみゅさんのPVに出演させていただいたり、映像を見て企業様のお仕事の案件をいただくようになりました。
また、大崎由希は知らなくてもグラビアドラマーというと「知ってる!」という方が増えました。
YouTubeで活躍されているドラマーのフリーザックさんの企画に呼んで頂いたり、交流の幅も広がったように思います。
③ポップス、ロックや、GREEN DAYなどのパンクもあり、今後ともぜひこの豊かなバラエティでいろいろなドラミングを拝見したいと思っています。
選曲はどのように行われていますか?
また、ファンのリクエストを受けることなどは考えていますか?
自分がチャレンジしてみたい曲、今流行っていてたくさんの方が見てくれそうな曲、フレーズが難しくてコピーに苦労しそうな曲(楽曲をコピーしたいドラマーさんに参考にしてもらえそうな曲)など、その時によって様々です。
実は選曲が一番大変なので、見たい曲があったらぜひ教えて欲しいです。
メンバー皆様の、リトルリリスで実現したい夢、目標を教えてください。
Lilly:
武道館でライブしたいです。後は海外とかもライブでいけるようになりたいですね。
大崎
リトルリリスというバンドをたくさんの方に知って欲しいです。
私個人としては、グラビア(肌の露出)と音楽の融合にはまだまだアレルギーのある方が多いので、自分も矢面に立ちながら、様々な表現が自由に受け入れられる文化になることを願っています。
マホ:
チャンスがあるもの全て貪欲に活動していきたいですが特に野外フェスに出たいです。
現在活動されている、またはする予定のシーンについて、意識されている課題はありますか。
(シーンに対しての自分たちの課題でも、シーンに対して感じる課題でも)
飽和しつつあるガールズバンドシーンの中で、演奏技術やパフォーマンス力はもちろんのこと、いかにエッジの効いた内容を届けられるかが重要だと思っています。
試行錯誤の日々ですが、切磋琢磨しながら答えを探していこうと思います。
音楽とはずれますが、メンバー皆様のオフの過ごし方を教えてください。音楽以外の過ごし方で、リトルリリスの活動に対して刺激や影響を与えているものはあるでしょうか。
Lilly:
オフっていう感覚の日があまりないですね。何かしら動いています。
リトルリリスが大きくなる為にはどうしたら良いのかを常に考えています。
大崎:
音楽活動以外の日も、ドラムの練習をしたり、動画や音源を編集していたり、グラビア活動であったり、何かしらの活動をしています。
常に音楽のことを考えているように思います。
マホ:
家族や友達と話したりおいしいもの食べたりしてエネルギーをチャージさせてます(笑)
最近弾いてみた動画を始めたばかりなのでそのことばかり考えています。
読者へのアピールやメッセージをお願いします。
最後までお読みいただき本当にありがとうございます。
動画や音源を見て聴いていただき、ライブができる時には現場に足を運んでいただけたら嬉しいです。
その時にはぜひ一緒に盛り上がりましょう!!
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