少女S – SATOKI

2010年以降急増した、ソロやユニットの編成でシーンやオリコンに台頭するアーティスト。そんな中現れた、「バンドシーン」に「ソロ」として切り込む女性マルチアーティスト「少女S」のSATOKI。バンド顔負けの骨太サウンド、深く多彩なコンセプトとそれを実現する才能。これらにソロ活動としての機動性も加わり、ライブハウスシーンに確かに頭角を現す。次世代型の「バンド」の在り方のパイオニアとして、彼女はどんな想いで音楽に向き合っているのか?インタビューさせていただきました。

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ELICITYインタビューお受けいただき、ありがとうございます。
早速ですが、SATOKIさんの自己紹介をお願いいたします。

少女SのSATOKIです。沖縄県出身で、お酒が好きです。(笑)
作詞作曲はもちろん、アートワークやデザインなど幅広く活動しています。よろしくお願いします!

SATOKIさんが音楽をやり始めたきっかけの出来事、アーティストなど、バックグラウンドについて教えてください。

小さい頃にクラシックピアノを習っていていたり、吹奏楽部に入っていたりして音楽に触れる機会は多かったです。
バンドをやり始めたのは高校生の時。中学生の頃からV系音楽にハマっていて、その繋がりで先輩に誘ってもらいました。キーボードとしてバンドを始めたのがキッカケです。
そこから本格的にバンド活動、作詞作曲などの制作に力を入れるようになりました。

作詞作曲のみでなく、デザインや映像についても造詣が深いSATOKIさんがこのプロジェクトで追い求めたいこと、実現したいこととはなんでしょうか?

実現したい事とは少し違うのですが、今の活動の軸にあるのは、「承認欲求」だと思います。誰かの為に音楽をしているのではなく、私自身を伝えたい、表現したい、認めて欲しい、と言う気持ちが強い。私の音楽がずっと残って、どんなに月日が流れてもいつの日か誰かに届いて心に響いてくれたら嬉しい。そんな気持ちが強いですね。
なので、私を認めてくれる「ファン」をたくさん増やしていきたいです。

始動までの経緯やエピソードを教えてください。

新しい活動を始めたくて、メンバー探し等をしていた流れで今所属している事務所に入りました。
元々ずっとバンドで活動していたので、バンド形式でというこだわりがあって。事務所と相談して、バンド形式のソロプロジェクトとして活動をする事になりました。
私自身サポートメンバーを迎えて、という状況が初めてだったので、最初はコミュニケーションを取るところから始めないといけないので、正直戸惑いましたね。

2020/2/9のライブで、ちょうど始動から1周年ということで、ファンからお花を貰いました。
不覚にも泣きましたね。(笑)

4月2日に公開された「PARANOIA」を拝見しました。
リフレインするメロディと古き良きV系のテイストが絶妙に混ざった中毒性のある楽曲です。
こちらの作品紹介をお願いいたします。どのような人へ向けて、どのようなことを感じて欲しいと思って作られたのでしょうか。

ありがとうございます。PARANOIA(パラノイア)とは偏執病という精神的な病で、自分は特殊な人間であると思い込んだり、他人が常に自分を批判しているという妄想を抱いていて、不安や恐怖の影響を強く受けている状態のことを言います。

MVを見ていただいたら分かるかと思いますが、5パターンのSATOKIが登場します。
今存在している自分は、果てして現実なのか?ステージの上の私、プライベートの私、ネガティブな私、理想の私、過去の私、未来の私・・・。いろんな自分が存在していて、妄想が作り上げた真実でもある。
様々な感情(音楽)がひとつになる事で、私が完成される。
そんなメッセージが込められています。

また歌詞にも、アルバムに収録されている楽曲のタイトルが散りばめられています。
様々なジャンルの音楽やイメージを詰め込んだ楽曲たちを、さらにひとつの楽曲として完成させたのがこのPARANOIAです。

4月29日に発売される1stフルアルバム「PARANOIA」について、キャリア初となる意欲作かと思います。
ジャケットやトレーラーにも一貫した世界観が貫かれていると感じました。なにを表しているかとても気になるところではあります。
もちろん収録曲も含めて、この作品全体について紹介いただいてよろしいでしょうか。

1stフルアルバム「PARANOIA」

先程の「PARANOIA」という楽曲でも説明しましたが、私の経験だったり、理想や妄想の世界を描いています。
様々な感情や物語が交差している世界観を一つにまとめたのが、この「PARANOIA」というアルバムのイメージですね。
一曲ずつ感情や表情が違いますし、世界観も全く違います。だけど実は同じ共通点があって、SATOKIという1人の心の中を表現しています。意味不明かもしれませんが。(笑)

本アルバムの中で一番SATOKIさんが好きな曲、押したい曲はどれでしょうか。

凄く難しい質問ですね・・・。もちろんどの曲も大好き!ですが、想い入れの強い曲は「優しさの箱」と「City girl」ですね。

「優しさの箱」は、経験からきた歌詞です。精神的に参ってしまった時に、幻覚と幻聴が度々ありまして。
その時の様子というか、体験を元にしています。
楽曲自体もV系っぽさがありつつサビがとてもキャッチーなので、ライブでも盛り上がる曲です。

「City girl」は、都会に飛び出した女の子の物語です。きっと共感できる女の子はたくさんいるんじゃないかな。個人的には、女の子に是非聴いて欲しい曲です。

少女Sの楽曲ができるまでのプロセスを教えてください。
曲が先でしょうか、歌詞が先でしょうか。
また「こんなときに曲が浮かぶ」などもお聞かせいただければと思います。

曲作りでは、インスピレーションを大事にしています。テレビやラジオからたまたま流れていた曲だったり、カラオケで誰かが知らない歌を歌っている時、ライブハウスで聞いた曲だったり。「これだ!」と思ったらどんどん曲作りが進みます。自分の心に響いた音楽をどんどん取り入れて新しい音楽にしていきます。
なので楽曲が出来上がってから、歌詞をつけることが多いですね。

少女Sの楽曲は、V系ロックとはいいつつも、いずれも歌メロとシンセフレーズをはじめとするアレンジがキャッチーです。
他のシーンにも訴求力のある音楽性で、実際に様々な方々と共演されていますね。
今後の活動としてどういったシーンに踏み込んでいきたい、など展望はあるでしょうか。

今の活動シーンがガールズ(ギャルバン)界隈なので、もっと厳つい、ハードロックだったりミクスチャーロックのバンドとも対バンしてみたいですね。
それから元々V系シーンで活動していたのもあって、今でも好きですしまた挑戦したいなって思ってます。なのでその辺りのシーンにもまた踏み込んでいきたいですね。

競合として意識しているアーティストを教えてください。

今活動しているシーンでは絶対倶楽部さん、AZAZELさん、exist†traceさんです。
皆さんヴィジュアル面も派手で魅力的ですし、何より楽曲のクオリティがとても高い。メンバーそれぞれの個性もあり、バンドとしてとても羨ましいですね。
特にAZAZELさんは事務所の先輩でもあるので、毎回刺激をもらって勉強させてもらっています。

絶対倶楽部さんは、この間解散を発表してしまい本当に残念です。対バンするのが一つの目標でもあったので。

exist†traceさんは、本格的にV系シーンで活動するきっかけとなったバンドでもあります。一ファンとしても好きですし、今こうやって東京で活動している中で、音楽を通してお話し出来る機会があれば嬉しいですね。

ご自身がいるシーンや、音楽業界全体で感じている課題はあるでしょうか。
またそれについてどういったアクションをとっていこう、などあれば教えてください。

課題とは違いますが、現代での音楽需要ってやはり配信やSNSが主流だと思うんです。特に知ってもらう、認知してもらうにはSNSが最も重要。ライブハウスでたまたま出会ってファンになる!というのは中々難しい。ましてやジャンルやシーンが違うと尚更。

私の音楽は、男女問わずとにかく「音楽が好き」で「ライブでワイワイするのが好き」な人に届いて欲しい気持ちが強いです。
特に同性からの支持って、とても強みになるんです。私自身だけでなく、どこのシーンにいる人も変わらずそうだと思います。

SNSや配信系だと、そういう音楽シーン(ライブの雰囲気)とかって関係ないように感じているんです。気に入ったから聴く、みたいな。
なのでSNSでの配信や拡散力を高めるためにはどうするべきか・・・、がマネジメントとして重要になっているのをヒシヒシと感じています。でもそれが結構難しい。(笑)

音楽とは無関係ですが、SATOKIさんはお酒好きとのことで、おすすめを教えてください(複数可です笑)

ワクワクする質問ありがとうございます!(笑)
沖縄出身なので、泡盛のオススメの飲み方を紹介しますね。泡盛って度数も高いし、独特の香りが苦手っていう人も多いと思います。
なので、一番飲みやすいソーダ割りがオススメですよ。レモン(本場はシークヮーサー)を入れて、ハイボール風にすると美味しいです。

あと地元ではよくあるのが「コーヒー割り」です。いわゆる「泡盛コーヒ」。アイリッシュコーヒーみたいな、コクのある味わいに仕上がってとっても美味しいです!
コンビニでもカップで売っている程人気ですよ。(笑)

お酒を奢って頂くことも多くて、この時は両手にお酒で記念撮影しました。
いつもみんなありがとう!

読者へのアピールやメッセージをお願いします。

少女Sをいつも応援してくれている皆には、本当に感謝しています。ありがとう!
沖縄から上京してきて、長年やってきた音楽活動の中で今一番最高に幸せです。
まだ少女Sとしての活動は1年少しだけど、個人的な目標としては、来年2021年にワンマンライブをしたりツアーをしたいと思ってます。
今年2020年が私にとってターニングポイントの年なので、今年の活動がとっても重要。みんなで一緒に越えていけたら最高だよ!後悔させないので、ついてきてね!
そしてアルバム「PARANOIA」、たくさん聴いてください。

1st フルアルバム「PARANOIA」

2020.4.29 Release
全国有名CDショップ、オンラインショップにて発売
全曲12曲 YEPX-1401
価格:¥2000(税抜)
▼disc union
 https://diskunion.net/jp/ct/detail/1008096344

Official WEB:http://shoujo-s.kill.jp/index.html
SATOKI Twitter:https://twitter.com/shoujo_SATOKI
少女S Twitter:https://twitter.com/shoujo_official
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UC65KBO1YcHIB3JeLtBtSHSQ/featured

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