マゼラン

どこまでも真摯に音楽に向き合い、人間の根幹の感情に寄り添う4人組バンド。現状のシーンに依存せず俯瞰的な視点を持って活動する彼らの、間違いなく次世代を担うであろう情熱を感じていただけるはずです。

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ELICITYインタビューお受けいただき、ありがとうございます。
早速ですがメンバー皆様の自己紹介をお願いいたします。

繭:
ボーカルの繭です。

さな:
ギターのさなです。

瀧-taki-:
ベースの瀧-taki-です。

慈瑠-Zil-:
ドラムの慈瑠-Zil-です。

マゼラン結成の経緯を教えてください。

さな:
最初俺、繭、瀧-taki-含む当時のメンバーがprojectバンドとして集まりこのメンバーだと思い2017年にマゼランが始動しました。
2018年にDrに慈瑠-Zil-を迎え現体制になりましたね。

メンバー皆様それぞれの音楽的なバックグラウンドを教えてください。

慈瑠-Zil-:
僕は兄からの影響が大きかったんですけど、X JAPANから入ってLUNA SEA、Dir en grey、そこからthe GazettE、ナイトメアとかの王道のビジュアル系ですね。

瀧-taki-:
俺は最初Janne Da Arcがきっかけで、その後友達の付き添いでthe GazettEのライブに行って「あ、こんな世界もあるんだな」って思ったのがきっかけですかね。

さな:
俺は中学生の頃にGLAYのBELOVEDを聴いて、ギターを始めたいと思ったんです。
そこからGLAYに没頭して、BOOWY、LUNA SEAって遡って行ったりって感じで、ルーツはGLAYですかね。

繭:
僕は最初はポルノグラフィティかな。
その時は別にバンドに興味があったとかでもないんだけど。
EXILEとかも聴いたりもしてた。

瀧-taki-:
俺もEXILE聴いてたよ。

さな:
俺も。

繭:
あーみんな聴いてた?

慈瑠-Zil-:
俺聴いてなかった(笑)

全員:(笑)

繭:
わりと流行ってる曲を聴いてたからコレってのはなかったんだけど、ふとした病んだきっかけでこの世界に。

慈瑠-Zil-:
ふとした病んだきっかけ(笑)

さな:
それめちゃくちゃ気になる(笑)

繭:
まぁ…そんな感じです(笑)

「愛と憎しみ」のコンセプトを掲げようと思った理由はなんでしょうか。

繭:
愛と憎しみって人の中で一番強い感情だと思うんですよ。
その両方の感情の中にはそれぞれ喜びだったり苦しみだったり色んなものが存在していて、愛と憎しみって真逆なようで紙一重だと思うんです。
その心情を僕なりに届けたいと思ったのが理由ですね。

マゼランが目指すバンド像はどのようなものでしょうか。

さな:
日本だけで収まりたくないね。

瀧-taki-:
そうだね。

さな:
世界でやりたい。日本だけではなく世界でも通用するような。

慈瑠-Zil-:
そこでお客さんもパンパンでその声にも圧倒されるような。そのぐらい求められるバンドになりたいと思ってます。

頭の中でループするようなキャッチーかつ中毒的な楽曲と、Vo.繭(まゆ)さんのハスキーがかった物悲しい声はマゼランのとても大きな特徴だと思います。この音楽性に行き着くまでの過程を教えてください。

慈瑠-Zil-:
繭の素材ですね。素材によって産まれたので、僕らが音楽性を創るではなく生かすといった感じですね。
むしろ今はまだ僕らの音楽性は突き進んでる道のりの途中段階で、僕らもまだ知らない部分もたくさんあると思います。

さな:
どんどん変化していってると思うし、これからのマゼランをさらに楽しみにしていて欲しいです。

マゼランの曲が出来るまでのプロセスを教えてください。

繭:
今回のアルバムの曲は全部さなが持ってきていて、そこに僕がメロディーと歌詞をつけてます。
メロディーは曲を聴いた瞬間に思い付くのもあれば結構深く練ることもありますね。

慈瑠-Zil-:
歌詞とかってどうしてんの?

繭:
んー…急に浮かんだ1つの言葉から自然とどんどん文章になっていくこともあるし、気に食わなくて何度も作り直すこともあるかな。
何も考えずにただ歩いてる時とかに思い浮かぶのが多いかも。

さな:
俺は衝動的にというか…それこそお風呂入ってる時だとか。
あとはライブを意識して今のマゼランでこういうのやりたいって思って作るのもあるかな。
今回だと「愛玩人形」とか特にそうで、頭振って、ジャンプして、暴れたい、その中でマゼランらしさを落とし込みたくて歌メロをしっかり入れられるようにサビはどっしりさせたい、とか深く考えて作ったり。
曲によって様々ですね。

2019年11月27日にアルバム「君の苦しみを謳う」が発売されましたが、作品紹介をお願いいたします。

慈瑠-Zil-:
新鮮味が強いと思います。
もちろん今までのイメージもあるだろうし、新しいイメージを植え付けられるんじゃないかなと思います。

瀧-taki-:
新しい試みは多いかなと。

さな:
前作「ガラス玉」や「Ashley」のようにストレートなものがあったから、今回ビジュアル系というものに対して真摯に寄り添えたと言うか、ビジュアル系特有の音使い、音階を振り切って出せたと思います。
今までの俺たちらしさをもっと裸にしていったような。

繭:
改めて原点回帰になったと思います。
自分たちらしさを全面に出した中で「君の苦しみを謳おう」のようにあまり見せたことない一面の曲もあるので是非聴いてもらいたいです。

現在活動されている、またはする予定のシーンについて、意識されている課題はありますか。

慈瑠-Zil-:
ビジュアル系のシーンにはいるけど、型にハマりたくない。
ビジュアル系のシーンを盛り上げる為にやっているわけでもなくて。
それに僕らがこういうシーンです、って言い切っちゃうと面白くないと思うんです。
お客さんが感じ取ったものが積み重なってそれがシーンというものになって一緒に作っていけたらいいなって思いますね。

メンバー皆様の個人として音楽を続けるモチベーションと、マゼランとして音楽をするモチベーションを教えてください。

慈瑠-Zil-:
僕はもうとことん自分の好きなことをやる。
ご飯食べるのもゲームするのも全部好きで、とにかく好きなことを好きなだけするってことですね。

さな:
俺は初めてGLAYを観に行った時のライブがスタジアムでのライブだったんだけど、その時の景色が忘れられなくて、いつかあの景色を俺もステージから観たいって思っていて、それがモチベーションかな。
この夢は諦められない。

瀧-taki-:
俺は過去のライブを思い出すっていうのが大きいかな。
考え事をしている時にあの時もっとやれたでしょ、あの日を越えたい、もっとまだ見えない先へ行きたいって感じです。

繭:
僕はもし仮に自分が音楽を辞めたらとか考える事があるんだけど、趣味もやりたいことも何もなくて、どうやってこれから生きていけばいいかわからなくなるんです。
音楽を続けるモチベーションと言うよりも一生懸命生きていく為のモチベーションが音楽って感じです。

今後、バンドとしての目標やプランを教えてください。

慈瑠-Zil-:
さっき言ったバンド像に近付く、と言うのが目標ですかね。

瀧-taki-:
そうだね。

さな:
そこに近付けば近付くほどお客さんの輪も大きくなっていくと信じてやっています。

読者へのアピールやメッセージをお願いします。

慈瑠-Zil-:
みんなで楽しい時間を。
僕にとってもみんなにとっても有意義な時間を後悔のないように過ごしましょう。

瀧-taki-:
メンバーだけじゃなくお客さん含めてのライブだと思っています。1つになりましょう。

さな:
今後リリース、主催ツアー、ワンマン、年明けには森羅万象がありその後もどんどんスケジュール決まってきています。
本当に俺たち今に賭けてます。
本気で大きくなりたいって思うのが素直な気持ちです。
皆さんもついてきてください。

繭:
僕たちと一緒に最高の景色を見ましょう。

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