Mercy Personality !s Dark

「キモヲタク・コア」文字通りライブでもヲタクコスチュームを身にまといペンライトを振りかざすその姿は他のバンドには類を見ない存在で衝撃を受けた。 今回のインタビューでは現代ラウドシーンで試行錯誤するバンドのリアルな一面や、MP!Dの音楽性を形成することになったコンテンツ、 盟友Debug My Video Game Errorとの関係性などたくさん興味深い内容を語ってくれました。 また非常にユニークなハードコアオタク4人それぞれのパーソナリティも必見です笑

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ELICITYインタビューお受けいただき、ありがとうございます。
早速ですが、メンバー皆様の自己紹介をお願いいたします。

まさしげ:
インターネットの皆〜!!初めまして、Vo.のまさしげです。
主に曲を作ったりとかの面の総合的なプロデュースを務めています!
いかれたメンバーを紹介するぜ!

にぃと:
文房具・コン・パスです。打楽器してます。

たくぢ:
ギターのたくぢです!
いつギターが上手くなるのかと言われ続けて5年経ちました!よろしくお願いいたします!

文具:
雀鬼流麻雀を極めるために去年8月から加入したギターのにぃとです!

Mercy Personality !s Dark(略称:MP!D)結成の経緯を教えてください。

まさしげ:
実はMP!Dに残っている一番最初のメンバーは僕だけなんです。初代ベーシストのみやじゅんという奴が、僕とバンドをやろうと誘ってくれたのが始まりだったんですが、今は彼は『どんなに楽器がうまくても人は殴れば死ぬ』というポリシーの下、ジムで身体を極限まで鍛えてるそうです。いや、普通に怖い。ちなみに僕を誘った理由は、僕がヤンキーに無理矢理マキシマムザホルモンのコピーバンドのVo.をさせられていたんですが、そのライブを観て誘ったそうです。

メンバー皆様それぞれの音楽的なバックグラウンドを教えてください。

まさしげ:
楽器を始めたのは、何を思ったのか中3の冬に貰ったお年玉でエレキギターを買ったのが始まりでした。
高校で軽音楽部に入るも、加入するバンドがなく…いつのまにかヤンキーに無理矢理マキシマムザホルモンのコピーバンドのボーカルに抜擢されました、なぜかボーカルが4人くらい居たのは覚えています。
ちなみに初代ドラムはTHE LITTLE BLACKのドラムのマットである事をここにリーク致します。ざまあみろ。音楽的な影響としては、ゆよゆっぺさん(N.I.C.K/Vo.)がニコニコ動画に投稿していたボーカロイド曲を聴いて、スクリーモ・ポストハードコアという音楽ジャンルを知りました。
そこからズルズルと鬱P(おはようございます/Ba.)の曲やニコニコで活躍していたアーティストの音楽や、Rise系等のポストハードコアを聴きあさる中で、ある日突然ニンテンドーコアというジャンルを見つけて、Debug My Video Game Errorというバンドに出会います。これがやがてMP!Dというバンドの運命を変えることに…

たくぢ:
Avenged Sevenfoldみたいなクサメタルが好き

文具:
Memphis May Fireのようなチャグチャグ系のメタルコアが好きです!あとKey作品の主題歌等歌っていらっしゃるLiaさんも好き

にぃと:
文具、わかっているじゃないか。俺はリトルバスターズが一番好き。あ、音楽はゲームのサントラかアニソンしか聴かなかった。
一番聴いたのはMELTY BLOODのサントラ。

まさしげ:
初めて聞いたんだけど、こわっ

MP!Dの曲ができるまでのプロセスを教えてください。

まさしげ:
僕が曲を作ってギターを弾いて歌ったあと、ミックスマスタリングします!他のメンバーはバイトとかパチンコしてます!それはさておき、僕はチューニングの重さやフレーズの複雑さには基本的には興味は無いので、「いかにキャッチーか」というのを意識しながら曲作ってます。
なので、基本的には「ギターを持ってフレーズを考える」っていう事はしないですね。口で「ジャーwww」とか「ズッタンwww」とか「テレレレ〜w」とか歌いながら、浮かんだフレーズをパソコンにポチポチ打ち込んだり、キーボードでフレーズを考えて録音することが多いです。ギターを握るのはその後で、人間が弾けるかどうかの検証をしながらフレーズを差し替えたりしてます(笑)
竿もドラムもあくまで音が出るコントローラーくらいの認識しかないです。歌詞に関しては、ほとんどが僕の自己紹介です。「なんて頭が悪い人間なんだ・・・」って気分になったらどうかライブに遊びに来て応援しに来てください。

競合として意識しているアーティストを教えてください。

まさしげ:
やはりN.I.C.Kやおはようございますの存在は、いつか越えなければいけない壁であると常に意識しています。また、ジャンルは違いますが地元の音楽シーンで育ってきたDJ/トラックメイカーのRejection(https://twitter.com/rejection_dj)の存在は僕には欠かせない存在です。彼は元々ポストハードコア、メタルコアのコンポーザーとして活動をしており、色々な音楽やDTMにおける様々なテクニックを教えてくれたのも彼です。
僕は普段あまりバンドメンバーや対バンで出来た友達と遊んだり全然しないタイプなんですが、彼とは未だに遊んだりして毎回刺激を受けています。そして、個人的にふゆのどうぶつえんはバンドだと思っているので次の路上ライブの際は是非対バンしたいと考えています。

にぃと:
喜多村英梨

たくぢ:
ゴールデンボンバー

文具:
同じシーンのライバル的存在、といえばもちろんポーランド出身のDecapitatedですね!4枚目のOrganic Hallusinosisは全曲、
こちらもサイリウムを持って踊り出したくなるような名盤だと思います!

まさしげ:
いろんな人に謝ってくれ。

先日「Debug My Video Game Error & ANTIKNOCK pre. 【デジタル黄泉比良坂】」でのパフォーマンスを拝見させて頂きました。  音楽性に合わせたファッションやサイリウムを配布するなどライブを盛り上げるための工夫が感じられました。 MP!Dのライブ作りにおいて大事にされている点やここを見てほしい!というところがあれば教えてください。

まさしげ:
えっ、観ていたんですか!怖いです!ありがとうございます!実は、コスチュームは同じ福岡出身のバンドPaleduskのカイトのアイデアなんです。なのでMP!Dは一生彼に足を向けて眠ることは許されません。
ライブに関しては、どうにかこうにかお客さんの頭に残る方法は無いだろうか・・・と色々悪あがきした結果今のようなライブスタイルに落ち着きました。バンドシーンって、むつかしいですよね。
いっぱいバンドいるし、どうしても似た音楽性のバンドが固まっちゃう事の方が多いし・・・。これからも負けないようにそんな中でも印象に残る音楽をたくさん作りたいですね。がんばります。

たくぢ:
全員笑顔で帰れるように!たまに本当にたまにいいMCをするまさしげを見ててください

文具:
最近はアヘ顔パーカーとアヘ顔ズボンを着用してライブに臨むようにしてます!ですが一向に話しかけられず、朝方駅のホームにたまにある乾いた吐瀉物に向けるような視線を身に受けるばかりです。。

まさしげ:
かわいそう。

にぃと:
遊びに来てくれた人が「見たい!」と思うパフォーマンスをすることです。ライブなので聴覚だけでなく視覚でも楽しんでもらえるように心がけています。ただ、私達は全員がイキリキモヲタクなので臭いです。嗅覚だけは楽しまないで下さい。

上記のDMVGE企画ではMP!DのVo.まさしげさんがDMVGEのサポートボーカルを務めるなど友好的な関係性がとても気になりました。ラウドなサウンドにゲーム音楽的な要素をクロスオーバーしているバンド同士ですが、お互いに影響を受けている部分や関係を語る上で重要なエピソードなどがあれば教えてください。

まさしげ:
デバッグが無かったら、今のMP!Dは無かったとしか・・・ホントに。僕が人生で初めて新宿アンチノックに足を踏み入れたのも、デバッグのライブを見に行ったのが最初です。MUD MAX2ってタイトルのイベントでした。
他には、ねはんくん(DMVGE/Ba.)の地元が北九州で、偶然福岡に帰省していたタイミングにライブを見に来てくれたり等、ポツポツとした交流はあったのですが、一方的に僕がデバッグをすごく好きだったので、ボーカルとしてライブできたのは本当に貴重な機会で嬉しかったです。あ、次は2020/4/12(日)にまたデバッグでサポートボーカルをするのでみなさん是非遊びに来てください!

楽曲についてはメタルコアをベースにゲーム音楽的なチップチューンサウンドが特徴的ですがバンドの音楽性に影響を与えた曲やゲームなどのコンテンツがあれば教えて下さい。

まさしげ:
で、デバッグの「霊体ミミズ」・・・(照)メタルコアやポストハードコアでは、That’s Outrageous!のObliviateという曲(https://www.youtube.com/watch?v=JMLOsrQiLyw)や、#winning(https://www.youtube.com/watch?v=wylcQP2sF3s)という曲の、ラウドとポップスの「ちょうどいい間」間が自分の中の理想で、今でも大好きな曲です。あとは、電波少女の曲も「いかにキャッチーか」を意識するきっかけになりましたね。オススメはこの曲。(Re:カールマイヤー(https://www.youtube.com/watch?v=mmQDqU1lBxg))
ゲームに関しては、僕は小さい頃からめちゃくちゃゲームっ子で、毎日学校から帰ったらゲームを狂ったように遊んでたらお母さんがブチギレて2階からプレステを投げ捨てられたことがあります。
ちなみにその時遊んでいたのはFF8でした。みんなも気をつけてください。あと狂ったように遊んだゲームはMother2と、ポケットモンスター赤/緑と、ポケモンスタジアム金銀のミニゲームとかですかね・・・あ、あとせがれいじり。
せがれいじりは僕の中の「オモロ」の根幹となっています。Mother2は一番最初のアルバムに特に意味はないけどEarthbound(Mother2の海外版タイトル)をつけたくらい好きでした、付けてみたかった。FF8とポケモン赤/緑のサントラは今でもiphoneに入ってて聴いてます。

2020/1/24にMP!D企画として「チョサクケンシンガイフェス」を行なっていますが、この企画のコンセプトについて教えてください。まだ実際に企画を行なった際の反響や感想、エピソードについてもお聞かせください。

まさしげ:
ガイフェスは、とにかく欲望に忠実な企画だと思います。基本的には僕やメンバーが一緒にやりたかったり、関心のあるアーティストを呼ぶイベントです。特にバンドじゃないとダメって縛りは特に無く、ゆゆうたさんや、 WiLL-O’等 様々なアーティストにご出演いただきました。
結構ワガママなイベントですが、それぞれのお客さんがそれぞれのアーティストを見て楽しんでいただけてるみたいでいつも楽しいです。
あと、ゆゆうたさんがMP!Dのライブ中フルモッシュしてステージダイブしてたのは流石に感動した(笑)

現在活動されている、またはする予定のシーンについて、意識されている課題はありますか。 

まさしげ:
練習!!練習!!練習!!あとは、どうしても似た曲って世の中にありふれてしまうのは仕方のないことかもしれませんが、やっぱり他のバンドとの違いや売りをたくさん作っていきたいですね。みんなの生活の中で、散歩とか料理とかしてる時に鼻歌で歌ってもらえるくらい馴染めるバンドになりたいです(笑)

にぃと:
集客が課題ですね。新規のお客さんを増やす事もですが、今来てくれている人達にこれからも来てもらう為に、飽きられない為にどのようなパフォーマンスをするべきなのかをよく考えます。
もちろん新規のお客さんに来てもらう事も大事に考えていて、どのようなアプローチをすれば会場に足を運んで貰えるのかを意識して活動しています。
我々は会場まで見に来てくれる人がいないと活動できませんので…

文具:
バンドサウンドとして、もっとタイトな演奏を目指していきたいです。まだまだ粗が目立ちます。
お客さんの中にはそういったバンド単位での「演奏」に興味を持っている方もいらっしゃると思うので、そう言った方々にも振り向いていただけるようなライブをこなしていければなと思います!

まさしげ:
そう考えると、メタルコア系のバンドやハードコアっぽいバンドにも暖かかく受け入れてもらえてるMP!Dって、幸せ者なのかもしれないね。

メンバー皆様の個人として音楽を続けるモチベーションと、   MP!Dとして音楽をするモチベーションを教えてください。

まさしげ:
僕は今はアイドルへの楽曲提供やトラックメイク等を生業として、どうにかこうにか生活しています。自分でも「普通にバイトしたほうがいいんじゃないの?」って思う事はたくさんありますが、そのバイトの時間でスキルアップできればもっと自分が作る音楽のクオリティを上げることができ、スキルアップしていけば音楽を生み出せるスピードもどんどん上げていくことができて、その分お金がきちんと入ってきちんと生活ができるという循環を作ることができると考えているので、昨年仕事を退職し、今は楽曲提供をメインの仕事としています。貯金も全く無いし正直めちゃくちゃ苦しいですが、自分に依って生きている今の環境は楽しいなって思ってます。
MP!Dとしての活動も、今の自分の生活にリンクしていると考えていて、今はまだまだ多方面に修行を積んでいこうと考えてます。初めて楽曲提供するきっかけもMP!Dのライブきっかけだからね。なので今はたくさん音楽を作って、「MP!D」の音楽も「がんばれまさしげ」の音楽も沢山みんなの生活に浸透していけばいいなって思ってます。

たくぢ:
喧嘩しないこと

文具:
観客である皆さんは、色とりどりのサイリウムを振ってくれます。そのサイリウムの海の前では、僕たち一人一人も観客となるのです。皆さんと曲を一体となって共有し、楽しむあの空間が何より好きですし、ライブを楽しみでいられるモチベーションになります!

にぃと:
音楽を続けるモチベーションですか?難しい質問ですね…呼吸を続けるモチベーションはなんですか?という質問と同じに感じます。なぜ、呼吸を続けるのか?それは生きる為ではないでしょうか?
つまり、私にとって音楽を続けることが生きること。生きるのであれば音楽を続けるということ。それが偶然MP!Dだった…というだけです。とても自然なことなのです。

まさしげ:
MP!Dに入って蘇生できてよかったね(笑)

今後、バンドとしての目標やプランを教えてください。

まさしげ:
僕は「メンバー全員がMP!Dを通じて音楽だけで生活する事ができる水準まで持っていく」という目標をMP!Dが活動し始めた直後から持っています。率直に申し上げますと、今のMP!Dがそこにたどり着けるのはまだまだ先ですが、バンドの活動はライブをする事だけではないので、MP!Dを通じて様々なコンテンツを発信する事ができたらいいなと思ってます。
チェキ等もその一貫として考えており、汚い話ではありますが、コンスタントに収益を上げる事ができればさらにグッズやアルバムの製作費用に費やす事ができたり、他の県にライブをしにいく資金源として使う事ができます。
将来的にファンの母数を増やす事に成功すればそこからメンバーにお給料を支払う事も不可能ではないと考えているので、どんどんいろんな人のアンテナに引っかかるように面白いものを沢山作っていきたいです。

読者へのアピールやメッセージをお願いします。

文具:ちくわ大明神

まさしげ:
いつもライブに遊びに来てくれる皆はいつも本当にありがとう。そしていつもご心配をおかけして申し訳なく思ってます(笑)
これからもどうか暖かく見守っていただけると幸いです。そしてこの記事で初めて僕たちのことを知った皆もいつかライブに遊びに来てくれるととっても嬉しいです!いつかお話しできることを願ってます。

にぃと:カップラーメンにお湯を注いで2020年経過した。

まさしげ:怖いって。

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