三角コナ

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ELICITYインタビューお受けいただき、ありがとうございます。初めに自己紹介をお願いします。

初めまして。ボカロPとして活動している三角コナと申します。この度はすごく素敵な賞に選んでいただき本当に光栄です。今回はよろしくお願い致します。

活動名の由来についてお伺いしてもよいでしょうか?

一度見たら忘れないような名前にしたくて、日常に関係する名前にしたいなと思って台所にある三角コーナーから拝借しました。元々バンドやってた時に才能がないってずっと言われていて、三角コーナーに捨てられるような不要な才能しかなくても、誰かの心に残るような音楽作ってやるぞって意味も込めてます。最初は割と直感で付けたんですが今では結構気に入ってます。

この度はボカウォッチ楽曲祭夏での受賞おめでとうこざいます!率直な感想をお聞かせください。

まさか受賞させていただけるなんて思ってもみなかったので、シンプルに驚いてます…‼聞いていただいた方全てに感謝しかないです!!

受賞作品について、タイトルに込めた想いや意味について教えて下さい。

もうイラストが映画のポスターのような素晴らしい作品だったので、楽曲というよりかはこの映画のタイトルになるような曲名にしたいなと思い「最高の夏と最低の僕ら」という名前を付けさせていただきました。少し違和感が生まれるというか、「え、どんなストーリーなんだろう」って思っていただけるような曲名になったと思います。

今回受賞作品に使用したイラストを選んだ決め手や気に入っている所を教えてください!

もう見た瞬間からストーリーが全部湧いてくるような本当に素晴らしい作品でした。一目惚れです。
一枚の絵からこんなにインスピレーションが沸くことってなかなか無かったので、神絵師様の力ってすごいなって改めて思いました。絶妙な違和感を感じるところが一番気に入っている所です。

コンセプトや表現したかった世界観について教えて下さい。

一本の映画のような世界観を表現出来たらなというのをコンセプトに制作させていただきました。場面の転換を想像してもらえるように、リズムの変化や転調をかなり多めに使ったのですが、個人的には上手く世界観を表現できたかなって思っています。

ボカロでも他のジャンルでも自身の音楽性に影響を与えたものについてお伺いできればと思います、音楽やそれ以外のコンテンツでも構いません。

音楽を始めたきっかけでもあるのですが、BUMP OF CHICKENの藤原基央さんが僕の音楽の核になっていると思います。ボカロではカンザキイオリさんの世界観から多大な影響は受けてると思います。どちらもその人にしか作れない世界観を持っていて、この人たちみたいに自分の世界を表現出来たらなって思いながら日々精進しています。

楽曲制作で重視していることはなんですか?

一番重視しているのはメロディと歌詞の愛称です。活動始めのころはメロディさえ良ければ何とかなると思っていたのですが、最近そうじゃないって気づきました(笑)どんないいメロでも歌詞との相性が悪いと説得力もノリも全然変わってくるなと…なので最高のメロに相性のいい言葉選びをするっていうのが最近一番重視していることだと思います。
あとリスナーさんを置いてけぼりにしないこと。楽曲自体は自分の世界を全力で表現するというのが大前提で好き放題やってるんですがそこにリスナーさんが入り込める隙間を作らないと絶対にリスナーさんの心に残らないし届かないと思います。楽曲によってそれが共感だったり、楽しむことだったり、物語への感情移入だったりで違ったりするんですけど聞いてもらって初めて完成するような曲を作れたらいいなって思ってます。

普段どのように楽曲制作に取組んでいるのか、そのプロセスについてお聞きできればと思います。

まず楽曲の大まかなストーリー(テーマや言いたいこと)をざっくり頭の中で構築してある程度纏まったらそのイメージをDAWに打ち込んでいくって感じです。このイメージの工程がしっかり出来てないとホントにいい曲にならないので一番力を入れる部分です。この制作方法に変えてからインプットが本当に大事だなって実感しました。何気ない友人との会話や映画などからイメージが生まれることが多いので24時間作曲してるような感じでとても楽しいです。

たくさんの楽曲の中から選ぶのは大変かと思いますが、初めての方に聞いてほしいイチオシのご自身の曲を教えてください。

可呼吸という曲があるのですがテーマ、構成、メロディ、歌詞、編曲まで今の僕がやりたいこと全て詰め込んだ曲になってます。是非聞いて見てください。

今ボカロや歌ってみたなど、いわゆる生のLIVE主体というよりは音源をアップする活動をベースとした 「ネット発の音楽」や「ボカロP」という存在がだいぶ世の中に受け入れられて来たと感じていますが、このような世の中の反応についてボカロPとしてどのような印象をもたれましたか?

素直にめちゃくちゃありがたいと思っています。ボカロPっていう肩書きがなければおそらくこんな多くの方に聞いてもらえることは無かったと思うので…何らかの形でボカロ界に恩返しができるように今後も活動を頑張っていきたいです。

近年ボカロPや歌い手の数もどんどん増えてきています。リアルでのLIVEや活動というのもアーティストとして一つの選択肢ですが、ネットカルチャーの中で、ボカロPとして表現することの楽しさについてお伺いできればと思います。

自由なところだと思います。どれだけ好き放題やっても誰にも怒られないので(笑)これからも自由に楽しくマイペースに音楽作って行けたらなと思います。

今後の活動について実現したい目標があれば教えてください。

自分が最高に気持ちいいと思える楽曲を作ってそれを多くの人に聞いてもらいたいっていうのが最終目標なので、良かったらその日まで応援していただけると嬉しいです…‼

インタビューへのご回答ありがとうございました。最後に読者の方へのメッセージをお願いします!

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。今後も自分が求める最高の音楽を目指して活動を続けていくので、観測していただけると幸いです。これからもよろしくお願い致します。

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