ELICITYインタビューをお受けいただきありがとうございます。初めに自己紹介をお願いします。
はじめまして!
yubneと書いて”ゆぶね”と読みます!
シンガーソングライター、歌い手をしながらボカロPを目指しています!
ぜひ名前だけでも覚えて帰ってください✊
歌い手を始めた経緯、きっかけを教えてください。
元々弾き語りをしていたのですが、作詞作曲をすることが好きで、
自分の作った歌をたくさんの人に歌って欲しい!という思いでボカロPを目指すことになりました!
しかし、今までコンピュータで作られる音楽に全く携わった事がなかったので、
まずは出来ることから関わってみよう!と思い、
MIXなどの勉強になるかと思って歌い手を始めました!
音楽好きになったきっかけや、バックグラウンドを教えてください。
元々ボカロは大好きで、じん(自然の敵P)さんのカゲロウプロジェクトシリーズはわたしの青春でした!
丁度中学生の頃にハマって聞いていて、その頃から歌うのが大好きでした!
ちなみに、この世で一番大好きなアーティストはRADWIMPSの野田洋次郎さんです!
野田洋次郎さんの作る世界観のある歌にはいつも感動させられます、
とくにロックテイストな曲を作ろうと思っているわけではありませんが、
作詞などの部分でとても感銘を受けた人物です。
活動名の由来はなんでしょうか?
名前の通り38度の湯船という意味です、元々シンガーソングライターをやっていた時に自分で考えた名前で、
その頃は寝落ち用弾き語り配信を行っていたので、”ゆったり落ち着ける空間”を作りたくてこの名前にしました!
今はがっつりハイテンポな歌を歌っていますが、
それでも私の歌をきいて少しでも心の回復薬にしてくれたらいいな、
と思いながら歌っているので、あえて名前は変えていません☺️
尊敬するアーティストさん、歌手、歌い手の方を教えてください。
先程野田洋次郎さんとじん(自然の敵P)様を上げさせていただいたので、
歌い手さんのほうにフォーカスを当てて回答させていただきます!
私の大好きな歌い手さんは”メガテラ・ゼロ”さんです!
音楽活動を始める前の学生時代からずっと大好きで、歌唱力はもちろん表現力に惹かれています。
クオリティが高すぎて、メガテラさんがカバーした曲はもう本家かメガテラさんバージョンしか聞けなくなってしまいますw
意識している歌い手さんを教えてください。
Adoさんです!尊敬しています!
私のライバルは過去の自分でしかないので、そちらは割愛させていただきます。
私の初投稿はAdoさんのうっせぇわなのですが、
ずっと「歌い手やりたいなぁ」と思っていた自分を「歌い手やるぞぉ!」と思わせてくれた楽曲ですw
Adoさんの歌は歌い方のバリエーションがとても多くて、ひとつの歌の中で平気で別の人5人くらい出してきます…
その歌い方一つ一つを真似しつつ、自分の中に取り入れ噛み砕くことで、
本当に成長出来るので、Adoさんの歌は耳がちぎれるほど聴き込んでいます!大好きです!
好きなボカロPさんは誰でしょうか。また、どういった曲調やテーマの作品が好きですか?
もう沢山いすぎて困ってしまいますが絞らせていただくと3人です!
じん(自然の敵P)さん、石風呂さん、ヘルニアさんです!
じんさんの歌は全部好きです、理由は私の青春だからです!
ただ、すごすぎて好きすぎて、まだ自分の力量では語りきれないので、
とにかく好きだということが伝われば幸いですw
石風呂さんは、現在”朝日”さんとしてネクライトーキーというバンドで活動されている元々ボカロPの方で、
代表曲は「ゆるふわ樹海ガール」です!私は石風呂さんの”垢抜けてない”音楽がとても大好きで、
とても尊敬しています…”垢抜けてない”というのは、
聞いていただければ多分何となくわかるんじゃないかと思いますが、
なんか激しくないしゆったり聞けちゃうし、なんか歌詞も芋っぽいんです、ただそれがいいんです…
そういう歌なのに飽きないんです、本当にゆったり加減と工夫の加減が黄金比で聞いていて飽きません!
最近の激しい歌だとブームとして過ぎ去ってしまいがちですが、
石風呂さんの音楽はゆったりずーっと寄り添ってくれます、とにかく飽きません、
大好きな歌は「ティーンエイジ・ネクラポップ」です!
ヘルニアさんは、メロディーやオケはもちろん、歌詞が特に大好きです、
「なんで生きてんだろうってすげえ思うんだ」とか、「取り柄のないクズだって生きてて良いだろが」とか、
これ曲名なんですけど、すごくストレートじゃないですか!
こんなにストレートでいいの?って一見思うのですが、私自身、なんで生きてんだろってすげえ思ったことあるし、
取り柄のないクズだって生きてて良いだろがってすげえ思ったことあるんですよね…で、
歌詞もめっちゃ共感できるんです、だから多分ヘルニアさんの曲って、
曲のタイトルに少しでも共感したら聞いた方がいいと思うんです…
今辛くなくても、いつか辛くなった時に必ず支えてくれる、そんな歌をたくさん生み出している方です。
ちなみに私、IAというボーカロイドが好きすぎてもう買ったのですが、
この御三方全員IAを使っておられますw
そういう所も好きになるきっかけだったのではと思います…
最新の歌ってみたについて解説をお願いします。
最新では無いのですが色々と語りたいことがあったので、
私の歌った柊キライさんの「ボッカデラベリタ」についてお話したいと思います。
まず、この曲はがなりを如何に効かせるか、どこで効かせるかによって曲のイメージが変わると思っていて、
まずどこで、どんな風にがなるかという所をとても考えました…
その次に、実践として2種類のがなりを使い分けなきゃ行けなくて、
自分の中で”縦のがなり”と”横のがなり”って呼んでいる2種類があるのですが、}”縦のがなり”って言うのは要するに普通のがなりで、他の曲とかでも沢山使っている”口を縦に開く”がなりです、
だから歌詞に関わらず母音をアにします、これを「アイアイアイヘイチュー」の「アイアイア」に組み込みます。
次に”横のがなり”です、これはその名の通り”口を横に開く”がなりで、歌詞に関わらず母音はエです。
歌詞に関わらず、というのはこれが「なななななんですの」の「ななななな」に組み込まれるからです。
これは妬んでたり、恨んでる様な表現の仕方になるのでここで使うべきだと思いました、
なので歌詞は「ななななな」発声は「ねねねねね」みたいになります、
それが連続で来るので喉の形を一瞬で変えなきゃ行けなくて大変でした…
録音の環境について教えてください。機材はなにを使っていて、普段どういった環境で録音していますか?
うっせぇわ、ルマ、ボッカデラベリタはレコーディングスタジオでしたが、それ以外は全て宅録です。
マイクはAT2020、オーディオインターフェースはAG06(ギターを録音する時があるので06にしましたが、歌だけのときは03でも同じです)、
ヘッドホンはSONYの赤帯を使っています、王道ですね。
ここからは笑われちゃうかもしれませんが、録音環境についてです!
結論から言うと、クローゼットの服かき分けて顔突っ込んで録音してますw
しかもスペースないのでスマホ録音ですw
いったまんま、クローゼットの服をかき分けて、小さい机押し込んで、
奥に小さいリフレクションフィルターを押し込み、マイクとオーディオインターフェースなど諸々を机の上に置いて、
羽毛ぶとんをクローゼットの両サイドにある扉に引っ掛けて、暗闇の中録音しています!
クローゼットの服がいい吸音材になるのでオススメです!!!!!
部屋鳴りは一番の敵ですからね…ただ防音効果は一切ないので、
夏の蝉には勝てません…蝉が鳴く時期は録音出来ませんね…
歌ってみたを作る際に、いつも録音やミックスでこだわっているところを教えてください。
とにかく正確な音楽が好きなので、
ボカロ曲を作る時なんかは人間らしくわざとテンポずらすとか言いますが、
そんなのは関係なくピッチとタイミングはバチバチに修正していただいています!
有難いことに「ほとんど修正するとこないぜ〜!」みたいな事を言っていただけるのですが、
やっぱり気になるところは毎回治していただいております…
あとはハモリをちょっとこだわってるくらいです、とにかく正確さですね…
歌い手としてのスキルを高めるために取り組んでいることや意識していることはありますか?
毎日1時間は必ず歌うようにしています!
その練習風景を配信アプリで垂れ流していると言った感じです、
とにかく好きな歌をとことん歌います!
どんなふうに歌うか考えるのは二の次ですw
歌ってみたの曲はいつもどうやって選んでいますか?
リクエストにお答えする時以外は、「今歌いたいもの」を歌っています!
流行りでも、「まだ歌えるほどスキルがないからまだ歌いたくない」といって後回しにすることもありますし…
本当に気分です!ただ、夏の歌は夏に出したい、みたいなこだわりがあるので、
スキルがあっても歌ってない歌は沢山ありますね。
今後の活動の方針を教えてください。どういった目標がありますか?そのためにどんなアクションをおこしていくのでしょうか。
とにかく、「ボカロPになるまで待っててください!」ということをお伝えしたいですw
いずれボカロPになったとてセルフカバーもするでしょうし、
私の歌声を好きになって頂いたらもちろん嬉しいのですが、
やっぱりメインは歌い手ってより作詞作曲家なので、まだもうちょっと待ってていただきたいです!
それかシンガーソングライターとして出しているオリジナル曲を聞いていただきたいです!
リアルライブもしてますし、遠方の方はCDも発売しているので、
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歌い手というとボカロ曲をカバーする人というイメージがありますが、普段の練習あるいはカラオケ等でボカロ曲以外ではどんな曲を歌いますか?
やっぱりRADWIMPSを歌うことが多いですね、
ただ、マイナーな歌も歌いたくなってしまうので、
友達と言った時なんかはカラオケで少し困らせてしまいますw
歌ってみたにはどんな面白さや魅力があると思いますか?
歌ってみたに関わらず、やはり二次創作については1つの曲なのにカバーする人が違うだけで別の捉え方が出来る、
という所がメリットだと思います。
歌ってみたに関してはそれを歌だけでしなければならないので、本当に難しいことだと思います。
その分、歌詞の読解力や理解力、それを踏まえた上での表現力すべて持ち合わせて発揮できていなければ、
“その人の歌ってみた”として完成しないと思っています。
曲をカバーするという行為は昔からあったわけですが、「ボカロ曲をカバーする人」として歌い手はボカロと共に独自に形成、浸透していったものだと思います。そんなボカロと歌い手の関係性についてご自身の意見や思いがあれば教えて下さい。
ボカロPさんが曲を作る時に、ボカロの調教をすると思うのですが、
そこでうまくエッジボイスを入れたりビブラートを入れたりしますよね!
そういうのは分かりやすくて、カバーする時も真似するだけなのですが、
歌い手というのはなにかの真似事だけでは完成しないと思っています。
たとえば、もちろん曲をカバーするという行為は前からありましたが、
それって「その曲を歌ってる人を真似する」みたいな風潮が強かったと思っています、
いまでもうっせぇわを歌う時にAdoさんを必死に真似している人がいますが、
歌い手ってそういうものじゃないと思っています。
歌っているのがボカロだからこそ真似する対象が居なくて、その分難しいけど、縛られるものがなくて、
本当に自分の歌として二次創作出来るのがボカロをカバーする”歌い手”のメリットなんじゃないかと思います。
ボカロ曲を歌い、絵師、動画師にオリジナルMVを作成してもらいニコニコ動画やYoutubeなどで公開する。歌い手という文化は他のバンドやアーティストなどの活動形態とは少し違った文化を持っていると思います。また歌い手というプラットホームの中でもいろんなモチベーション、レベル感で活動されている方達がおり、プロやアマチュアという境目が曖昧で多様性がある、そこが良さであり面白さであるとも思います。そんな歌い手という存在、またそれを取り巻く環境についてご意見や思うところがあれば教えて下さい。
どんなに下手でも、音痴でも、需要があればそれは作品として成り立っています。
今まではアマチュアが曲を出す文化があまりなく、
デビューってなったらプロデューサーやらなんやらかんやらが必要になって、
OKでないと出せないとか、色々あったと思いますが、
この時代、出すか出さないかは自分で全て決められます。
どれくらいのクオリティまで目指すかとかはもう歌ってるその人が決められる時代なのです…
だからこそ、仕事ではなく、ただ自由に音楽をするっていう趣味が出来上がってきていて、
それはそれでいいのかなぁとも思っています。
歌以外での普段やっている趣味やハマっていることはなんでしょうか?それは「歌ってみた」活動に影響を与えたりしていますか?
ピアノとアコギとベースを弾くことが趣味です、
といったらなんだかカッコイイように聞こえてしまいますがw
音楽が好きなので、わりと毎日どれかは弾いています、
いずれ曲作りの際に自分で弾けたらいいなぁと思っています。
最後に読者の方にメッセージをお願いいたします!
最後まで読んでくださってありがとうございます!
yubne.38°cとかいてゆぶねと読むことだけでも覚えて帰って下さいませ〜!
Youtube:
https://youtube.com/channel/UCq9YBUPYKV87qG0HQdMJEKg
Twitter:
https://twitter.com/yub_music
今回の特集にあたり、ポリシーを持って活動されていて、
インタビューさせていただける歌い手様を募集しています。
ご参加いただける方は、以下条件を踏まえた上でフォームよりご回答いただければ幸いです。
<インタビュー掲載料:2,000円>
※活動の実績が長い間ない場合や、
MVなどの再生数が2,000未満の場合、掲載をお断りさせていただく場合がございます。