Yuzuriha

2020年3月1日には自主企画にて2nd single「落日」のRelease Party ~ 綺譚 ~ を開催し成功を納め注目が集まる「Yuzuriha」。 近年メタルコア界隈で若手の躍進が目を惹く中、一際異彩を放っている彼らに直近のリリース情報や今後の活動など気になる質問をぶつけて行きます。

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ELICITYインタビューお受けいただき、ありがとうございます。
早速ですが、メンバー皆様の自己紹介をお願いいたします。

夏目:
ボーカルの夏目です、宜しくお願いします。

カズキ:
ギターのかずきです。宜しくお願いします。

和田:
ベースを担当しています、和田です。宜しくお願いします。

Yuzurihaは2018年からバンドをスタートしていますが、結成の経緯教えてください。

カズキ:
Yuzurihaは前メンバー Yutaka (現Beyond Ghosts Vo) DrのShoutaと和田と自分の四人のメンバーのよって始まりました。元々は高校時代の部活動で組んでいたメンバーで、そのバンドを本格的に活動させたいと言うことで、バンド名を“新生”と言う花言葉の“楪”とし結成しました。

音楽を本格的に聞くきっかけになった出来事や自分の音楽性に大きく影響を与えたアーティストなど、
メンバー皆様それぞれの音楽的なバックグラウンドを教えてください。

夏目:
僕のルーツはボーカロイドです。ジャンルを問わず色んな曲を聴けるようにもなったし、ゆよゆっぺさんを知ってからラウド・ヘヴィミュージックを聴くきっかけにもなりました。その中でもトーマさんという方の曲は音楽に対する価値観が大きく変わる程の世界観や独創性に表現としての魅力を感じてから原風景・心象風景に重なるような音楽の在り方として強く影響を受けました。
廃景に鉄塔、「千鶴」は田園にて待つ。 という曲は特に大切に聴いてます。

カズキ:
今の僕に大きな影響を与えてくれたのは、”Currents”と”While she sleeps”この2バンドですね。この二つに出会わなければヘヴィミュージックには興味を持たなかったと思います。笑
僕自身のルーツは、Jeff BeckやJimi Hendrixなどのブルースギタリストやオルタナティブな音楽なので。笑

和田:
音楽を本格的に聴くようになったきっかけは、アニメの「けいおん」です。自分は中学2年生の頃まで音楽はほとんど聴いていなかったのですが、軽音楽というものを題材にしたこのアニメを見てから音楽が好きになり、よく聞くようになりました。
自分が今のyuzurihaのような音楽を好きになるきっかけとなったアーティストは「マキシマム ザ ホルモン」です。高校の頃、yuzurihaの原点であるおしゃめがねを軽音楽部で結成し、そこで「マキシマム ザ ホルモン」の曲をカバーしました。yuzurihaと同ジャンルとは言えないのですが、このようなヘヴィな曲を知るきっかけとなったアーティストです。

Yuzurihaが楽曲制作を行う中でどのようなステップを踏み、曲を仕上げているのか教えて下さい。

カズキ:
楽曲制作に関しては僕がアニメや映画、小説を創作の種の一つとして、こんな音を鳴らしたい、この感情を、見ている世界を誰かに投げつけたいという考えから楽曲制作が始まります。笑
デモを完成させた後、Voの夏目に曲を聞いた上で歌詞を描いてもらい夏目の思想、感情を落とし込んでもらいます。
最後に、僕たちで完成したものをプロデューサーの田浦楽さんに投げて楽曲的に洗練されたものにするためにはどうするかを話し合い完成に至っています。

主にメタルコア界隈での活動をされていると思いますが、
競合としていると感じるバンドや同じジャンルで無くとも意識しているアーティストがいれば教えてください。

夏目:
意識している、というよりは観る度にカリスマ性やパフォーマンスに痺れるFALLING ASLEEPとPK君のスクリームが凄い好きなのでPROMPTSだと思います。

先日2月21日には2nd SingleよりMV「落日」が公開となりました。
パワフルなメタルコアサウンドと非常にメロディアスなギターフレーズのコントラストがとても美しい印象を受けました。
こちらの音源は1st Single同様にSOULJAPANの田浦楽さんのプロデュースとなっていますがYuzurihaと田浦楽さんの関係性とプロデュースが楽曲に与える影響についてお聞かせください。

カズキ:
先ほども話した通りなのですけど、楽曲としてのクオリティーを高めていただいてます。楽さんとは、音楽的ルーツという点では異なるので、それによって僕たちだけでは出せないフレーズやアレンジなどヘヴィミュージックとして落とし込むためにすごく助力していただいてます。
特にパワフルなメタルコアサウンドは、楽さんと話しながら、ここもっと重くしよう!やばくしよう!みたいな感じでとても力を貸していただいてます。笑

「落日」とは文字通り沈みゆく太陽を表した言葉ですが、MV中に出てくる「杪夏」というワードからも何かしら関係性の終わりを感じました。
この曲を通してリスナーに伝えたい事もしくは何かストーリーのようなものがあれば教えてください。

夏目:
割と核心的な質問に驚きと表現したものが伝わっている嬉しさを感じました。
落日のテーマをあえて簡単に言いますが、「追憶」です。誰にでも大切にしたい思い出やもう二度と訪れない過ぎた時間に想い馳せながら聴いて頂けると嬉しいです。

3月1日にはYuzuriha企画でSHIBUYA GARRETにて2nd single「落日」のRelease Partyを行なっています。
この企画のコンセプトやライブ当日の反響についてご感想を交えてお教えください。

夏目:
この企画は僕自身初のレコ発で、Yuzurihaに入ってから対バンする機会も多く良くしてもらった”AFTERGLOW”と同じようにこの日まで、遠征含め一緒にやってきた仲間として”Fade in Solitude”、バンドを始める前から知っていて憧れでもあった”FALLING ASLEEP”、Yuzurihaに入ってから知って以来ずっと好きで企画にも呼んでもらったりと強い縁のある”PROMPTS”を迎えてやりたいという希望を叶えさせて頂きました。
正直当日は感極まるばかりでいっぱいいっぱいではあったものの、今までの中で一番良いライブをして、ステージからも一番沢山手が上がってるのを見れて、本当に最高の1日でした、ありがとうございます!

Yuzuriha含め近年10代後半程度の若い世代のラウドバンド数が増えていると感じています。
こういったジャンルを深堀するきっかけとなった出来事や同年代のバンドに対して感じることがあれば教えてください。

夏目:
これは先ほどの回答と重なりますが、ゆよゆっぺさんを始めボカロPとして活動していた人達のバンドのライブを観に行ったのがきっかけでした。
その頃は今よりもまだ少し若手のバンドは少ない印象だった気がします。年々増えてると思うし、バンドとしてライブをして、それを楽しみに遊びに来るっていう文化として更に広がっていけば良いなと思います。

現在活動されているメタルコア/ラウド系のシーンについて、
ラウド系のシーンは十数年前と比べればより多くのリスナーに恵まれ、規模としても拡大をしていますが、
これからラウド系のシーンがよりいい方向に行くために感じる課題やバンド取り巻く環境について思うことがあれば教えてください。

カズキ:
僕はラウド系のシーンがよりいい方向になるための課題は特にないと思います。笑
このシーンは他のジャンルの音楽シーンとは違って、モッシュ、ダイブ等だいぶ激しいです。そのためかSNSなどで何か言われてしまっているところをよく僕は見かけるのですが、このラウドシーンの文化を受け入れられる人が増えればただそれだけで良くなるかなって思います。笑
僕は文化とか伝統とかは大切にしたいタイプなので。
ただモッシュが怖い、危ないって気持ちもわかります。笑

バンドキャリアとしては今年3年目を迎えますますの活躍が期待されますが、
今後、バンドとしての目標やプランを教えてください。

夏目:
年内に何曲か新曲をリリースが出来るよう鋭意制作中です、これからもYuzurihaの音楽をより多くの人に、いつも聴いてくれている人には更に楽しんでもらえるよう頑張ります!

カズキ:
デカくなります!!笑

最後に読者へのアピールやメッセージをお願いします。

僕達にしか出来ないことを、「Yuzuriha」としての音楽の在り方を。どんな人でもその日常の1ページになれたら嬉しいです。ライブでもより楽しんでもらえるよう進化していきます。
どうか見逃す事のないよう、応援してください、まだ観にきた事の無い人も是非遊びに来てください、その目で確かめに来てくれれば、絶対に届けます。



Twitter:https://twitter.com/Yuzuriha_JPN?s=20
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCVffXzF1FgwMaEUzLXR9puw