ELICITYインタビューお受けいただき、ありがとうございます。初めに自己紹介をお願いします。
音継かなでです。2019年4月よりボカロPとして活動を始めました。
活動名の由来についてお伺いしてもよいでしょうか?
思いを紡いでいつまでも語り継がれるような音楽を奏でたいという気持ちを込めて命名しました。
音楽を始めたきっかけや本格的にボカロP活動を始めることになったタイミングなど、今までの音楽経歴について教えてください。
幼少期はクラシックピアノを、高校~大学はJAZZ研でジャズピアノをかじっていました。
社会人になって時間にゆとりがなくなり、ひとりでコツコツできる作曲が良いんじゃないかということでボカロ活動を始めました。
ボカロでも他のジャンルでも自身の音楽性に影響を与えたものについてお伺いできればと思います、音楽やそれ以外のコンテンツでも構いません。
ポップスだとB’zとサカナクションですね。
ボカロだと煮ル果実さん、wotakuさんあたりの影響は強く受けていると思います。
バンドやユニット、シンガーソングライターなど自分の音楽を発信していく手法としては様々なものがありますが、ボカロPとして活動していくことを選んだのはなぜでしょうか?
大学卒業と共に音楽仲間がいなくなってしまったので…。
楽曲制作で重視していることはなんですか?
音に説得力を持たせること。サビのキャッチーさ。
普段どのように楽曲制作に取組んでいるのか、そのプロセスについてお聞きできればと思います。
電子ピアノでテキトーに弾いて良いメロディが浮かんだら録音して、上からドラムとベースを打ち込んで少しずつ形にしていきます。歌詞はあとからのせることが多いです。
ボカロというジャンルに限らず自分の活動において意識しているアーティストなどはいますか?
たくさんいて絞れませんが強いて言えばサカナクションです。
自分の得意なジャンル、世界感などがあれば楽曲と共に教えて頂ければと思います。
ダーク4つ打ち系。曲で言うと毒蜘蛛、嗜癖などです。
ここからは昨年12月に公開された「エスティーム」について色々お話を伺っていければと思います!
①タイトルに込めた想いや意味について教えて下さい。
承認欲求をテーマにしました。
②コンセプトや表現したかった世界観について教えて下さい。
他人の評価ばかり気にすると何のためにやっているのか分からなくなってしまうよっていう歌です。自戒の念を込めて作りました。
③楽曲の必聴ポイントを教えて下さい。
毒々しい歌詞と相反してメロディはすごくキャッチーなところですね。
④制作に関するエピソードがあればお願いします。
とにかくアップテンポにしようと思い、制作中にどんどんbpmが速くなっていきました。
⑤作品に対するリスナーなどからの反響はどうだったでしょうか?
Youtubeの方はいつもより伸びが良い気がします。
⑥本作についてその他アピールしたいことなどあればお願いします!
2番のLaLaLaLaが癖になります。ぜひ聴いてください。
ご自身の使用されているボーカロイドになにかこだわりや思い入れはあるでしょうか?
基本的にはv flowerを使用しています。
感情を込めて歌ってくれるのが良いですね。
今ボカロや歌ってみたなど、いわゆる生のLIVE主体というよりは音源をアップする活動をベースとした 「ネット発の音楽」や「ボカロP」という存在がだいぶ世の中に受け入れられて来たと感じていますが、このような世の中の反応についてボカロPとしてどのような印象をもたれましたか?
すごく追い風だなと思います。ぜひこの風に乗りたいですね。
ボカロの登場は自分の曲を世に出すというハードル下げたことのみならず、音源に伴ったMVやイラストを作成するクリエイターだったり、歌い手として他人の曲を歌うことで表現するなど、多くの人に可能性ときっかけを提供できるプラットフォームになっていると思います。今後も根強い人気のコンテンツとなると思いますが、ボカロが続いていくためにはどのような変化が必要になると思いますか? ボカロP視点でのご意見を聞かせて頂ければと嬉しいです。
ボカロっぽさというかボカロ特有の似たような曲調が蔓延しているので、
もう少しマンネリを脱却する必要があると思います。僕自身にも言えることですが…。
「ボカロ」と「歌ってみた」はネット発の音楽文化として切り離せない関係にあるとおもいますが、本来「ボカロが歌うために作られた楽曲」を生身の人間がカバーするという流れは他のジャンルや文化にはなくとても特徴的な部分だと感じています。「ボカロ」と「歌ってみた」の今までの関係性やこれからの在り方など、何か考えや思うところがあればおしえてください。
相乗効果みたいなところがあるので今後も共存していくのではないでしょうか。
基本的にはボカロPとしてボーカロイドに歌ってもらう曲を作るわけですが、自分のボカロ曲をカバーしてほしい歌い手などはいるでしょうか?
歌ってもらえるだけで嬉しいので特定の歌い手というのはないです。
昨今のボカロPはセルフカバーで歌われる方も多くいますが、ご自身や他の楽曲でもカバーをしてみたいという気持ちはあるでしょうか?
歌唱力、声質に自信がないのでセルフカバーする気はないです。
でも歌うのは好きなのでバックコーラスとして曲に少し混ぜることはあります。
近年ボカロPや歌い手の数もどんどん増えてきています。リアルでのLIVEや活動というのもアーティストとして一つの選択肢ですが、ネットカルチャーの中で、ボカロPとして表現することの楽しさについてお伺いできればと思います。
ボカロを通じて色んな活動者と繋がれたり、時には共作したりできることでしょうか。
ボカロリスナーが多いので反応を得られやすく活動のモチベーションを保ちやすいと思います。
普段の趣味や何か他にされている活動などがあれば教えてください。
たまに絵も描きます。趣味はドライブです。
たくさんの楽曲の中から選ぶのは大変かと思いますが、初めての方に聞いてほしいイチオシのご自身の曲を教えてください。
「嗜癖(しへき)」という曲をぜひ聴いてください。
音継らしさが詰まっています。
今後の活動について実現したい目標があれば教えてください。
Youtube登録者1万人行きたいですね。
インタビューへのご回答ありがとうございました。最後に読者の方へのメッセージをお願いします!
ダーク系から爽やか系まで幅広いジャンルに挑戦しています。
応援よろしくお願いします!
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今回の特集にあたり、ポリシーを持って活動されていて、
インタビューさせていただけるボカロP様を募集しています。
ご参加いただける方は、以下条件を踏まえた上で、のフォームよりご回答いただければ幸いです。
<インタビュー掲載料:2,000円>
※活動の実績が長い間ない場合や、
MVなどの再生数が2,000未満の場合、掲載をお断りさせていただく場合がございます。